こんにちはフォレスト個別指導塾枚方校の西川です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
本日は「発達障害のSSTソーシャルスキルトレーニング」のお話です。
SSTとは社会生活技能訓練とも呼ばれ、社会生活の中で問題を起こさないようにする訓練、
または問題を解決する訓練をすることにより、社会の一員として生活できるようにするトレーニング
のことを言います。
発達障がいの特徴は人によって異なりますので、その人にあった柔軟な対応をすることが大切です。
歯磨きが出来ないお子さんに歯磨きの大切さを教えるのもSSTですし、
ひもを結べないお子さんに靴のひもの結び方を教えるのもSSTです。
ご両親が心配している勉強面についてのSSTをとりあげると、
例えば、国語や英語は問題ないのですが、数学が苦手で、勉強したくないお子さんがいるとします。
このような場合は、数学を勉強しないと、将来どのようなことになる可能性があるのかをお子さんに
分かるように話をしていくことも大切です。
例えば、お子さんが受験生の場合は、数学を勉強しなかったことにより、
志望校に合格できない場合も考えられます。
逆に、数学を勉強した場合は志望校に合格する確率も高くなることや、
将来、理科系にすすむことを志望した場合に役にたつことも考えられます。
そして、自分でどちらを選択するのかを決めさせる方向で、本人に分かるように話を進めます。
また、特性が強く、全く数学を勉強しない場合には、特別支援学校に進学するのか、
又は通常の高校や通信制高校などに進学するのかを選択しなければならない場合もあります。
このような場合は、そのお子さんの発達障がいの状態によって変わってくるのですが、
発達障がいの状態が軽度の場合、話を理解できる状態であれば、高校卒業資格の有無や卒業し
仕事に就いた場合の賃金の格差についても、本人に分かるように伝えることも大切になります。
専門の医師や心理カウンセラーに相談しながら、その方にあった柔軟な対応をすることが日々大切になります。
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