今日で、沖縄県の本土復帰50周年を迎える。沖縄の歴史も、太平洋戦争末期の沖縄地上戦で受けた傷の深さも私は知らない。
温暖な気候、美しい海、リゾート地のイメージのある沖縄。
でも、沖縄県には日本に置かれている米軍基地の8割近くが集中している。日本に復帰した沖縄県の人々は、平和憲法下にあって共に平和を享受しているのだろうか。
2002年、日本基督教団の沖縄教区が「教団と距離を置く」と言われて、すでに20年が経つ。
復帰前に「沖縄キリスト教団」と「日本基督教団」が「合同」したが、「本土側」は沖縄の苦しみや課題を担いきれなかった。
本土で平和を享受しながら、沖縄の人々が今も痛みを負い続けておられることに責任を痛感する。
キリスト教会の「内輪」の話、しかも恥ずかしい話ですみません
沖縄県が本土復帰する前の1969年に、「沖縄キリスト教団」と「日本基督教団」が「合同」しました。
*日本基督教団:日本のプロテスタント教会の中で一番大きな教派です。現在1,666教会が所属していて、全国に17の「教区」があります。
けれども、残念な話ですが、「日本日本基督教団」は「沖縄教区」との関係がギクシャクしてしまいました
その理由はひと言ではお伝えできませんが、ザックリ言うと、「本土側」が沖縄の方の「痛み」を共に担うことができなかった、ということです。
だけどこれは、教会だけの問題でなく、日本全体がそうだったのだろうと思います。
戦争や紛争によって、日本もきな臭さを感じる昨今です。もう、これ以上沖縄の地が犠牲になることがありませんように。
切り捨てられたり…取り残されたり、置いてけぼりだったり…そんなことがありませんように。
「聖なる父よ、わたしに賜ったみ御名によって彼らを守って下さい。それはわたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。」(ヨハネ17:11)
イエスさまのお祈りに励まされて、また共に力を合わせられる関係に回復することを願っています
「体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています。一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」(Ⅰコリント12:14.26)
アッシジの聖フランシスコの祈り
女子パウロ会の葉書を借用しました。
みんな、平和のために力を合わせようね!