拝啓 愛しています | うお座王の日日喋喋

うお座王の日日喋喋

いやしくも
わが身の上に起こる事柄はそのすべてが
この私にとって
絶対必然であると共に
またこの私にとっては最善

~森 信三~

カチンコ映画 『拝啓 愛しています』











この映画
語るにはあまりにも重すぎて
説明しきれないし
うまくまとめられそうにありません。


百聞は一見にしかず で
観ていただくほうが
この映画の良さがひしひしと
伝わるのですが

うお座王なりに
解説していきたいと思います。



カチンコ


妻に先だたれて
定年退職後に、牛乳配達をして
小遣い稼ぎをしているマンソク。
(牛乳配達にも深い意味があります。)

リヤカーを引いて
古紙回収で生計をたてている女性ソン。


雪の積もった早朝二人は出会います。
マンソクの運転する
バイクのタイヤが小石を跳ねて
ソンの顔に当たったことがきっかけで
二人の話は流れて行きます。












一方、
駐車場の管理人として
二人を温かく見守るグンボン。
彼には認知症の妻がいて
献身的に介護をしています。












ソンには名前がありません。
名前をつけてもらうはずの父親が
出兵したまま帰らぬ人となり
名前が無かったのです。

また、ソンは
駆け落ちしてソウルにやってきたけど
子どもと二人を置き去りにして
夫は姿を消し
その子供までも病気で亡くし
幸せを感じたことのない女性でした。

ソンは、認知症の妻を懸命に介護する
グンボン夫妻をみて
「あんな風に歳をとりたかった」と
つぶやくのでした。











マンソクは、ソンの姿に
自分の妻を重ねながら
次第にひかれていきます。

生活保護を申請するのに
名前のないソンに
マンソクは『イップン』という名を
つけるのです。

イップンは可愛いという意味ですが
ここでは、『あなただけのもの』と
いう意味のイップンだとマンソクは
気持ちを伝えたのです。












二人の恋のゆくえと
グンボン夫婦との友情は
人生の終末に
人としての生き方を知らせてくれ
しょぼんか溢れて止まらなかったです。


そして、
グンボンの妻の命が長くないと
医者に宣告された夫婦の歩む道は
どこでしょうか!?


そして、マンソクとイップンの二人の
歩む道はどこでしょうか!?


見終わったあと
人生のすばらしさと
温かい気持ちでいっぱいになりました。


劇中に
「子ども孝行」してくれたんだ!
という台詞がありましたが
こんな言葉言ってはいけないし
あってはならない言葉だと感じた。
親は、子どもの幸せをいつまでも
願うものです。
そんな親心を知りもせず勝手に
子ども孝行なんて罰当たりだわ(`Δ´)

子は、親孝行して
本当の『人』となるのです。

物があふれ豊かになり
個人主義になると
人として一番大切なことを
人は失ってゆくのですね!!

日本と同じように韓国も
高齢化の問題に直面してるんでしょうね~

痛みもそうだけど
カンプルssiの世界観が好きだわチョキ


めったに買わないんだけど
拝啓愛しています の
パンフレット買っちゃいました。


俳優さんたちも
ピッタリのはまり役。
ちょっと役者さん方調べてみましたが
皆さん名優でしたわ叫び

マンソク役の男優さんは
大物の大統領役してた人だった。


この映画は舞台もされてて
ドラマ↓↓↓にもなってるみたいです。
マンソク役は同じ俳優さんです。











『拝啓 愛しています』
是非是非観て下さい。

うお座王おすすめします!!
















Android携帯からの投稿