(写真 : 長崎歴史文化博物館)
↑ナガサキ県は日本で最初にビリヤードと言う物が南蛮から渡来して来た場所だそうです。

つまり日本のビリヤードの歴史は日系ナガサキ人たちが住むナガサキ県から始まったと言う事です。

◎Historia de billar japonés (ヒストリア・デ・ビジャール・ハポネス)👉日本のビリヤードの歴史。

◎Nagasaqueños(ナガサケーニョス)👉日系ナガサキ人、ナガサキ民族の人たち。

ちなみにキュウシュウ地方でプロレスラーのボボ・ブラジルさんの名前が変な感じに成って微妙な空気に成るのと同じことなんですけど日系ナガサキ人地区のナガサキの発音がスペイン語圏ではNargas aquí (ナルガス・アキー👉お尻ここよ)の発音に似ている為に変な感じの空気に成るんです。

ー ¿Sabes cómo se dice secretaria japonesa ?(サーベス・コモ・セ・ディーセ・セクレタリア・ハポネサ?)👉日本人の秘書の事を何て言うか知ってっか?

ーNo sé(ノー・セー)👉知んねえよ🤔

ーNagasaki (ナガサキ)👉ナガサキだ😆

ー¿Por que ?(ポルケ?)👉何で?🤔

ーNargas aquí ...¡Venga !(ナルガス・アキー、ベンガ)👉お尻ここよ、来て!😣

と言う定番のギャグがあるんですけど「ナルガス・アキー(お尻ここよ)」のオチの場面で話し手の漫才師Aの奴が(うっふ〜ん)みたいな感じでゲイシャ・ハポネサ的にお尻をくねくねさせて突き出すと聞き手の漫才師Bの野郎が黒澤映画のサムライみたいな感じの声で「ハイッ!」とか言って秘書のお尻に顔をくっつけて突撃すると言う漫才です。

◎Geysha japonesa nargas aquí (ゲイシャ・ハポネサ・ナルガス・アキー)👉ゲイシャのハポネサ、お尻ここよ

◎Pelicula de Kurosawa(ペリクラ・デ・クロサワ)👉黒澤映画。

◎Lanzar(ランサール)👉突撃する。

(Sauce : TV Azteca )
外国のプールバー的な店です。

◎Pool bar(プールバール)👉プールバー。

(写真 : ジャパンナレッジ)
戦前の日本の撞球場です。

メキシコのビリヤード場です。

◎Billar de México (ビジャール・デ・メヒコ)👉メキシコのビリヤード(場)
◎Salon de billar de México (サロン・デ・ビジャール・デ・メヒコ)👉メキシコのビリヤード場。

ロンゴーニ社のキュー・ケースです。

◎Estuche de taco de billar (エストゥーチェ・デ・タコ・デ・ビジャール)👉ビリヤードのキューケース。
⦿Estuche de taco(エストゥーチェ・デ・タコ)👉キューケース。

◎Taquera(タケラ)👉キューケース。

↑ビリヤード場の中のラウンジと言うかバー・セクションのスペースです。
隣のセニョリータはビリヤード場の中のバー・セクションのお姉さんです。

◎Bar de billar (バール・デ・ビジャール)👉ビリヤード場の中のバー。

誰がジョン万次郎寺小屋式の発音を広めたのか知らないですどスペイン語のBar(バ−ル)の事を日本では『ばる』とか発音してるそうですけど間違いです。

『バ−ル』と伸ばします。

『バール』と書いてしまいますと日本人式にハッキリ発音して語尾を上げて『バール』などと工具のバール的な発音を日本人はしますから短い中棒の『−』で表現しました。

ちなみにバレンシアの郷土料理のPaella (パエージャ)の発音も日本では『パエリア』などと意味不明な発音に変えてますけどもこれも間違いでPaellaの発音はパエージャです。

左はプロ選手でメキシコ国内選手権で優勝した事があるホセ・ルイスと言う人です。

ホセ・ルイスに限らないんですけどメキシコのプロ選手は店のオーナーでもなくて専属プロの従業員でもなくて客の立場でビリヤード場に来るんです。

スペインでもトルコでもプロの選手で自分のビリヤード場の店を持ってる人は数えるほどしか居ないんです。
多くのプロ選手は昼間はガラス屋さんとか宝石屋さんとか工場とかで働いていて仕事が終わってからビリヤード場に客として行くんです。

日本のビリヤード場はテーブル台数が少なくて店が狭いですからビリヤード場を開店する資金が安いのでプロ選手でも資金を作って店のオーナーに成ってる人が多いんですけど外国のビリヤード場はテーブル台数が多くて初期費用が掛かるので自分の店を持ってるプロ選手はほとんど居ないんです。

メキシコシティの場合で言うと1刻(いっとき)だけでも自分の店を持つ事が出来たプロ選手は3人しか居ないんです。

メキシコのビリヤード場の場合はテーブルの購入費用だけでも日本円で2千万円近く掛かるんです。

メキシコの場合はビリヤード場の商売はビリヤードにあまり関係が無い実業家がビジネスとして行なうんです。

ビリヤード場の従業員のお姉さんです。

◎Mesera de billar (メセラ・デ・ビジャール)👉ビリヤード場の女性従業員。

ビリヤード場のメセラのお姉さんです。

(↑ちょしゃきんえい😣)

8月10日に書きました第50章からの続きで第51章に入ります。

◎Capitulo 51(カピトゥロ・シンクエンタウノ)👉第51章。

第51章、入ります!

( Sauce : Multimedios TV )
「本編に入るそうです」

(写真 : 漫画喫茶ドン兵衛)

今の日本は日本に住んでる人たちには給料が上がらないのに物価が上がっている国なんですけど欧米の人たちから見たら物価が安い国なので外国人の中流の下(げ)くらいの人たちが旅行する国だそうなんです。

◎No sube salario y siempre sube gasto(s) de vida 👉給料は上がらないのに物価は常に上がる。

日本でも中国資本と韓国資本が牛耳っていて外国人の観光客相手の商売をしてカレーライスが3500円と言う値段で客も従業員も外国人で日本人が居ない北海道のニセコみたいな場所もあるんですけど他の場所は東京でも大阪でも外国人から見たら物価が安い国らしいんです。

◎Arroz con curry (アロース・コン・クリ―)👉カレーライス

日本は外国人から見たら物価が安い国のはずなのに何故かビリヤード用品の値段は外国在住者から見ても凄く高いんです。

◎Precios de los productos para billar (プレシオス・デ・ロス・プロドゥクトス・パラ・ビジャール)👉ビリヤード用品の値段。

...これは何故なのか?🤔...
...と言うようなテーマについて城太郎が分析考察した事を少し書いてみます。

文化人類学的なテーマなのか社会学のテーマなのか、あるいは経済学なのか分かりませんけども、ビリヤードに関する社会学みたいな事に関する考察です。

◎Tema de antropología cultural (テーマ・デ・アントロポロヒア・クルトゥラル)👉文化人類学のテーマ。
⦿Antropología cultural (アントロポロヒア・クルトゥラル)👉文化人類学。

◎Sociología(ソシオロヒア)👉社会学。

◎Ciencias económicas (シエンシアス・エコノミカス)👉経済学。

たぶんこの問題はEstrategía de comercialización (エストラテヒア・デ・コメルシアリサシオン👉マーケティング戦略)に関係していると思うんです。

モデルガンとかビリヤード用品とか趣味の物の値段が日本では高いんです。

サブカルチャー的なヲタクの社会学とかヲタク的なメイニアについて心理学的な考察も広く浅く書いてみます。

◎Subcultura(スブクルトゥラ)👉サブカルチャー。

◎Psicologia de Otaku(シコロヒア・デ・オターク)👉ヲタクの心理学
◎Psicologia social (シコロヒア・ソシアル)👉社会心理学。
⦿Psicologia(シコロヒア)👉心理学。

◎Otaku(オターク)👉ヲタク。
◎Aficionado(アフィシオナード)👉愛好家、ファン
⦿Aficionado de billar (アフィシオナード・デ・ビジャール)👉ビリヤード愛好家。

※英語のBilliard nuts(ビリヤードナッツ)に対応するスペイン語はLoco por billar (ロコ・ポル・ビジャール)です。

◎Loco por billar (ロコ・ポル・ビジャール)👉ビリヤード気狂い。

※英語のメイニアに相当するスペイン語のMania(マニア)は躁鬱病の躁の人(またはその状態)を言う単語なのでビリヤードメイニアの意味では使いません。

Maniático(マニアティコ)と言う本来は形容詞の単語を名詞的に使う場合は日本の撮り鉄のような偏執狂的な人の事を言いますけどあまり良い意味では使わない言葉です。

比較の為に先ずメキシコの方から分析します。

画面右にBillares(ビジャレス)の看板が出ています。
Billaresなどと堂々と壁に書いている店はプール台(穴入れ球転がしの台)を置いているようなトウシロの若衆相手の素人店なんです。

1階は銀行なんですけどこのビルの2階にビリヤード場があるんです。
Billares(ビジャレス)の看板が出ていないので常連客のビリヤード関係者以外はここにビリヤード場がある事に気が付かないんです。

メキシコは世界1ビリヤード場が多い国なんです。
メキシコシティに何軒のビリヤード場があるかは恐らく誰も知らないんですけど千軒から2千軒くらいの球撞き屋があるはずなんです。

然(しか)しながらビリヤード場の看板を出したり電話帳に番号を載せたりネットで広告を出しているような店は10数軒しかなくてほとんどが秘密営業的な感じで外国人から見たら不思議な状況なんです。

税金を払いたくないので秘密営業をすると言う事は以前のブログに書いたんですけどその他に強盗対策でビリヤードの看板を出さないで秘密営業をすると言う事もあるんです。

メキシコのビリヤード場はテーブルの台数も多いですし飲み食いの分まで入れたら売り上げ金の額が大きいですから拳銃強盗のグループにして見たらタタキのヤマを踏みたく成る場所なんです。

(Sauce Multimedios TV )
「ビリヤード場内で発砲事件があって2人が死亡して3人が負傷したそうです」

◎Balacera(バラセラ)👉銃撃

(Sauce Multimedios TV )
【口喧嘩の口論から銃撃 : 犯人は逮捕された】

◎Discusión(ディスクシオン)👉口喧嘩、口論。

英語のディスカッションには喧嘩とか口論の意味は別に無いんですけどスペイン語の場合は口論の意味に成るんです。

メキシコ国内のビリヤード場の99%がキャロムテーブルの店でビリヤードにのめり込んでるような常連客と言うのはキャロムビリヤードのスリークッションのメイニアなんです。

プールのテーブルを置いてるような店はトウシロの若衆相手の素人店なんです。

基本的に常連客が居なくてボーリングに行く感覚で若衆たちが飛び込みで来るのを拾わないとシノギが成り立ちませんから店の外にBillaresの看板を出したりネットにも広告を出したりしてるんです。

税金を脱税出来ない事の他にプールビリヤードの店は看板を出してますから拳銃強盗団のグループに目を付けられてタタキのヤマを踏まれる場合が多いんです。

城太郎が住んでる場所も空港の近くなんですけど空港の近くに元サッカーメキシコ代表のホルヘ・カンポスが経営しているタコス・レストランがあるんですけどその店の近くの若衆向けのプール台があるビリヤード場がAK47自動小銃で武装した三人組の団(👉強盗団)にタタキをされて自動小銃を発砲されて客の若衆のオスが2人に従業員のお姉さんが1人死んだ事件があったんですけど、その他にビリヤード場と言うよりはボーリング場的なプールバーなので酒を飲んで隣のテーブルの奴らと口論に成ってチャカを発砲するケースが多いんです。

ドナルド・トランプ狙撃失敗事件に使われたAR15はフル・オート機能が付いてなくてセマイ・オート・オンリーの銃で市販品のライフルですから軍用小銃ではないんですけどAK47は旧蘇聯邦及び社会主義国陣営の軍隊に制式採用された軍用小銃です。

(↑日テレNEWS )
ベトナム人のグエン・ヴァン・ルアン容疑者にタタキのヤマを踏まれて店主の高齢女性が首を切られて怪我をした埼玉県本庄市のビリヤード場『本庄倶楽部』です。

(↑ABEMA NEWS)
埼玉県本庄市のビリヤード場にタタキに入って逮捕されたベトナム人のグエンです。

日本ではビリヤード場の商売と言うのは細いシノギでレジの中に大した金が入っていないと言う事をグエンは知らなかったみたいです。

(Sauce : TV Azteca )

どう言う階層の人がビリヤードをするのか?
◎¿De que clase de gente juega billar ?(デ・ケ・クラセ・デ・ヘンテ・フエガ・ビジャール?)👉どう言う階層の人がビリヤードをするのか?

これは日本とメキシコでは事情がかなり違うんですけど先ずメキシコの方から分析考察します。

↑この写真の中に男性が10人写ってるんですけどたぶん9人以上のメキシコ人がスリークッションのビリヤードを撞く事が出来るんです。

メキシコの場合ですと成人男性の97%くらいが(上手く撞けるかは別にしても)キャロムビリヤードのスリークッションを撞きますからほとんどあらゆる階層の人がビリヤード場に来るので日本と違ってカテゴライズが難しいんです。

前回にVagoに付いて書いたんですけど住む家が無い路上生活者で着る服も何年も着たきり雀みたいなガチな浮浪者のバゴの人だとビリヤードがどうとかこうとかよりも生存の為の餌(エサ)探しをしなければ成らないのでビリヤードをしないんですけど親の家に住んで住む家はあるけど怠け者でプラプラしてるようなバゴはビリヤード場に来るんです。

通常はこの手のバゴは球を撞く金が無いから見てるだけなんですけど偶(たま)に凄く球が上手くて勝負強いバゴがいて外国は勝負撞きですから勝てばゲーム代を払わないで良いので球を何ゲームも撞くバゴも居るんです。

バゴで球が上手い奴と言うのは例外なんですけどメキシコのビリヤード場はバゴ以外の普通の市民の場合は医者とか弁護士などの高収入の人も来れば水の配達の人とか路上の売り子の人などの幅広い階層が来るんです。

城太郎がお父(おとう)の病気の関係で日本に単身1時帰国をした2000年に手に入れましたササーキ・キューです。

シャフト3本付きで(少しおまけしていただいて)30トンにして貰いました。

今だとフルオーダーのササーキキューは47〜48トンくらいするらしいんです。
24年経った訳で多少値段が上がるのは判るんですけど20万円も高く成ってるんです。

今だったら城太郎はビリヤードのキューに50万円もお金さまを遣えませんから24年前に手に入れておいて良かった気がします。   

当時30万円が何ペソだったか覚えて無いんですけど今の交換レートだと3万7千メキシコペソだそうです。

単純に交換レートで円をペソにするやり方ではなくて給料と生活物価の違いを加味して考えますと最低給料の下流のメキシコ人から見たら三万七千ペソと言うお金は日本人にとっての三百五十万円くらいの価値のお金なんです。

メキシコ人の中上流階級の奴らで日本のアダム社のキューとかアメリカのレイ・シューラーのキューとかスペインのミゲル・アンヘル・アルカルデのキューでUSダラーで1400ダラーから1700ダラーくらいのキューを買う奴は偶に居るんですけど流石(さすが)にササーキ・キューとかムサシ・キューを買える人間は滅多に居ないんです。

城太郎のダチでセサルと言う奴はBMWとかベンツとかポルシェとかフェラーリとかアストンマーティンとかボルボとかの高級外車を10数台持っていて腕時計も1000万円くらいのパテックフィリップとか何個も高級な時計を持っていてビリヤードのキューも2000ドル以上するキューを40本くらい持ってる男でメキシコシティのビリヤード愛好家の中では1番金持ちの男なんですけどNew Art社のセニョール・カワムラさんにネットで注文してササーキ・キューとアダムのムサシキューを買って持ってるんです。

たぶんメキシコ国内でササーキ・キューを持ってる人間は城太郎とセサルの2人だけでムサシ・キュー所持者はセサルだけなんです。

ササーキキューのジョイント部分です。

ササーキキューのシャフトです。

24年前の2000年の値段なんですけどスペア・シャフトの値段が1万5千トンでした。

淡路亭にタイガー・キュー用のXプロ(👉エックスプロ)のシャフトがあるらしいので鈴木プロに頼んで淡路亭の生山(いきやま)さんに持って来て貰って買ったんですけどこれも1万5千円でした。

今はササーキキューの純正シャフト以外にも風神シャフトとか社外品のシャフトが出てるんですけどシャフトの値段が五万円も六万円もするらしいんです。

↑カナダのティエリー・ライアニと言うキュー職人の人にオーダーして作って貰ったキューです。
当時のレートで日本円でいくらだったか判らないですけどアメリカドルで1400ダラーでした。

ビリヤードのキューは外国製の方が日本製よりも安いんです。

(Sauce Multimedios TV )
Canasta básica (カナスタ・バシカ)ってスペイン語で言うんですけど野菜とか卵とか砂糖などの生活必需品の事です。

(Sauce : Multimedios TV )

ビリヤード用品は野菜とか食肉などの生活必需品じゃ無いですし八百屋の野菜みたいに毎日売れる品物では無い訳です。

デジタルカメラとかパソコンみたいに工場で大量生産する工業製品ですと大量生産してロット数が増えたらコストが下がって市販価格を下げる事も出来るんですけどビリヤードのキューとかキュー先に付けるキューテイップなどは職人の手作業で作ってますからカメラなどの工業製品とは違うんです。

そうは言ってもメキシコの場合は競技者人口が多くて市場が大きいですからメキシコ製の国産のキューは安い廉価版のキューで出来合いの吊るしのキューだと300ペソ(約2400円)くらいでオーダー品の高いキューでも千ペソ(約8000円)くらいなんです。

次に日本の状況を分析するんですけど長く成りましたので次回に続きます。


第51章(完)
第52章に続きます。

「次回に続きます」
※次回の第52章は少し間が開きます。
※無断転載はお断わりしてますので宜しくお願いします。

(Sauce : Multimedios TV )
「次回に続くそうです」

「次回に続くそうです」

「次回は少し間が開くそうです」

「次回に続くそうです」