旧宮家の皇籍復帰検討を=安倍元首相

インタビュー

 


自民党の 元首相は時事通信のインタビューに応じ、

皇族女子が結婚後も身分を維持する「女性宮家」の創設には

否定的な見解を示した。

また、将来的な対策として、戦後に皇族を離れた旧宮家からの

皇籍復帰を検討すべきだとの考えを明らかにした。

発言要旨は次の通り。
 -政府が女性宮家創設に向けた検討を始めたが、これに対する見解は。
 皇位継承と切り離して宮家を考えることはできない。男系を維持していく努力をすべきだ。
 -皇族の活動は多く、皇室の負担は大きいが。
 皇室のご負担が大きいのは事実だ。女性皇族が結婚して、立場は民間人になった後も内親王という称号を残し、宮家の公務や行事に参加するというのも一つの考え方だ。
 -安定的な皇位継承という観点での対策は。
 戦後、臣籍降下された11の旧宮家から、適切と思われる方々に皇籍復帰していただいてはどうか。皇室典範改正か特別措置法の措置により、今存在する宮家に養子として入るという戻り方も考えられる。
 その方が皇位継承権を持つことには国民に抵抗があるかもしれないので、生まれながらの宮様であるお子様から、皇位継承権を持つというのも一つの考え方だ。
 -皇室はあくまでも男系で継承すべきか。
 皇室は125代男系で続いてきた伝統があり、世界に類を見ない日本の皇室の特徴だ。伝統と正統性は裏表で、それを変えたら、将来「正統性が失われてきた」との批判が出て、皇室の権威が傷つく危険性がある。
 -小泉内閣時代、女性・女系天皇を容認する内容の有識者会議の報告書がまとまったが。
 あの報告書自体、既に価値を失ったものだ。当時官房長官だった私は「陳腐な結論だ」と思ったし、(2006年2月に)秋篠宮妃紀子さまのご懐妊が分かった段階で「この議論を停止すべきだ」と(報告書取りまとめに)反対した。
 -民主党政権が議論を進めることについては。
 最大の問題点は、民主党は皇室に対する敬意が極めて薄い政党だという点だ。そういう人たちにはやってもらいたくない。
 -女性天皇についての見解は。
 今までの伝統の中でもおられるので問題ないと思うが、今の皇室典範では男子ということになっており、あえてそれを変える必要はない。(2012/02/26-14:15)

(時事ドットコムより    転載終了)



*旧宮家の復帰・・・・・これこそを検討すべきだと

思います。

女性天皇と女系天皇では意味合いがまるで違うので

「女性宮家創設」が、女系への布石だとしたら

反対です。

皇室そのものの存在を護っていくために

「女性宮家創設」「女系容認」と

唱える人がいるのですが、私は大原靖男氏や

八木秀次氏らの主張のほうに賛成です。


「護る」のであれば、「男系維持」をまず

考えるべきです。

小林よしのり氏などは皇室を護らねばならない、

だから「女系容認」なのだと言う。

いや、いまや

「女系絶対主義」と化しているようにさえ見えます。

もう、結論ありで「男系維持」を主張するものを

とことん批判(というか、感情的に否定)しています。

あれでは議論になりません。

自分のほうは絶対、考えを変える気がないのです。


かつて「南京大虐殺」「従軍慰安婦」を

徹底的に批判してみせた姿はどこへやら。

TPP反対は結構なことですが

こと「女系天皇」のこととなると、

頑迷すぎる様子です。

こればかりは

受け入れるわけにはいきません。