京都御苑は、東西700m、南北1,300mの敷地があり、
このうち京都御所や大宮・仙洞御所を除いた63haが
国民公園となって、終日解放されている。
今出川御門
京都御苑には9つの御門と5口つの出入口があり、
この御門近くにも様々な光景がある。
今出川御門正面通(左が桂宮邸跡・正面が京都御所の朔平門)
桂宮邸跡:
伏見宮や有栖川宮、閑院宮と並ぶ四親王家のひとつで、安土桃山時代の
智仁親王(正親町天皇の皇孫)を祖とし、明治時代になって断絶した。
御苑北の今出川御門から入ると、すぐ横に桂宮邸跡の
築地塀と正面に京都御所の朔平門が見える。
京都御所の朔平門:
平安京内裏の外郭門の1つで、「朔」は北の意。
朔平門から今出川御門を望む
ここをまっすぐ歩いてゆくと、西側に大きな藤の木
が自生していて、この季節は見事な花を咲かせる。
巨大な蔓をつくって上に伸びる藤は、
下から見上げても圧巻の一言。
中央の赤い建物は同志社大学で今出川御門の先は相国寺の参道に続く