ハプスブルグ展でこれ1点と言えば,マルガリータを差し置いて,ベネデット・ヴァルキの肖像だと私は思う。これは展覧会を観た私見だが,少し権威づけすれば,ウィーン美術史美術館の学芸員がすすめる必見の5枚の名画がぴあmookに載っていた。
1位はヴェラスケスの「マルガリータ」,2位はデューラー の肖像画,3位はティツィアーノの肖像画,4位は作者が特定されていない肖像画,5位はコルネーリス•デ・ヘームの「朝食図」。
今となってはこの肖像画が彼に似ているかどうかは確かめる術もないが,この艶っぽさはなんだろう。黒の衣装の階調も素晴らしい。また右側の円柱の描写といったら!