(1)是正処置の意図を理解する


是正処置とは発見された不適合の原因を

除去する処置をとること。


ここで注意すべきは、不適合を除去するのは

暫定処置で、原因を除去する処置がポイント。


2)現象と原因の区別


現象:目で見て確認できるもの

原因:現象の背後に隠れひそんでいるもの


例えば

”不適合製品が適合品置き場に置いてあった”

を原因としている例があるが、これは現象であり、

”なぜ、適合品置き場に置いてあったか”について

原因を追究する必要がある。


3)「真の原因」追究


事例1:部品の挿入ミスが発見されたので

これについて原因を追究した。


不適合の内容:A作業者の作業手順が作業

標準書と相違していた。


原因:A作業者が作業標準書を守らなかった。


対策:A作業者への教育を行った。


事例1の解説

これでは真の原因を追及したとは考えられない。

なぜなら、”A作業者が作業標準を守らなかった”

ことは、現象にほかならないからである。


したがって、”なぜ、A作業者が作業標準書を守ら

なかったか”について原因を追及する必要がある。


追究の方法は”なぜ5回”の考え方で追究する。


現象:A作業者の作業手順が作業標準書と相違

    していた。

           ↓ なぜ

現象:A作業者が作業標準を守らなかった。

           ↓ なぜ

現象:A作業者が作業標準書に変更があった

ことをしらなかった。

           ↓ なぜ

現象:標準説明会に欠席していたので知らな

かった

           ↓ なぜ

真の原因:欠席者のフォローを行う仕組みが

なかった

           ↑

具体的な対策が策定できる


4)結論


真の原因とは、現象の背後に隠れひそんで

いるもので、”ルールや仕組み”の欠如、不明

確などと表現していれば、真の原因追究まで

落としこまれていると判断できる。