ドラマ「タツキ先生は甘すぎる」

このドラマは、フリースクールを舞台にしているので、第一話から興味深く見ている。

それぞれの回で提示される話題は、不登校やフリースクールに関わっている人たちにとって、

また当事者や保護者にとって、それぞれの立場で共感したり「あるある…」と思うことが多いと思う。

昨日の第九話も、まさに今日的課題だと思った。

 

教育熱心な親が増え始めたのは、戦後の団塊世代が子ども時代からだったのではないかと思う。

しかし、その頃はまだ、職業選択もまだ自由とはいえず、親の仕事を継ぐ形も多かったし、

第一次産業も多かったから専業主婦が子供の教育に力を注ぐ家庭も今ほど多くはなかったのではないか。

だが、その当時から「良い教育を受けて大学に進学したら将来は安心」という価値観が強かった。

その時代に「受験戦争」という言葉も生まれ、成績を上げることが子ども達の将来を賭ける戦いになっていった。

あの頃から、日本は、そして日本人はどこかで間違ってしまったと思う。

 

先月会った東京で長年小学校の教師をしていた友人が言っていた。

「今は、宿題はださないでほしいという親が増えた。塾などで忙しいから宿題をする暇がないんだって」。

ついでに、もう随分前から家庭訪問もなくなっているそうだ。

 

子どもは親の期待に応えたい、親に喜んでほしいと思うものだ。

察しの良い能力の高い子は、親の願いを先回りすることすらある。

そこに教育熱心さが強い親で子どもの能力の高さの相乗効果(?)で、教育虐待に近いことが起きやすくなる。

 

子どもが子どもらしくのびのびとした育ちをすることが、その子の人生にどれほど大切なことなのかを

大人達はもっと強く意識する必要がある。

 

自分の気持ちを抑え込んだ子ども時代は、その子が大人になってから強い影響を与えることがある。

それが昨日のドラマには描かれていたと思う。

さて、タツキ先生はわが子のことにどのように対処していくのだろうか。