リハビリとの付き合い方 (肩腱板断裂闘病記 -61-)  | じょにーのブログ

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「肩腱板断裂」の治療体験記(入院・手術・リハビリなどなど)です。右肩手術から1年後、左肩も手術。その左肩は「再断裂」・・悲しい中年男が、前向きに?闘病を綴ります。

やっと手術後、12週(3か月)が過ぎました。

 

一般的に、再断裂の心配がほぼなくなると言われる時期で、少し安心という所です照れ

 

肩の動きもそこそこですが、ちょっと頭打ちな感じです。

痛みも日々違う所が痛かったりして、なかなか本調子にはなりませんショボーン

 

今も、パソコン打っていて、肩の前側がひきつるように痛いです。

 

関節鏡の傷跡も、少し赤く、硬く盛り上がり、かゆかったりします。これは、昨年の経験から、術後の変化であり、しばらくするときれいになるようです。

でも、糸が一部残っていた方とかもおられるようなので、気になる方は医師に伝えて下さい。

 

さて、仕事に戻り、リハビリも何とか週2回位行っておりますが、この位の頻度だとなかなかですね。色々運動も増えましたが、毎日コツコツとやらないと・・

 

昨年、今年と2年!リハビリに通っておりますので、大勢いるPTとほぼほぼ顔見知りとなり、フランクに色々話をしたり、教えてもらったりしていますニヤリ

 

たまたま自分は、手術した病院も今通っている病院も、いいPTに巡り合えているので良いのですが、こんなことを言うのも何ですが、医師もそうですが、優秀(勉強している、経験とスキルがある、コミュニケーション能力に長けているなど)なPTと、そうでないPTがいるのも事実です(自分の仕事もそうですし、どんな仕事でもそうですけどねぼけー)。

 

といって、やっていることが正しいとか間違っているとかは、患者にはわからないですよね。信じるしかないですから。こればっかりは、「運」もありますね。

 

自分みたいに、2回目だったりすると、その経験などから、色々質問したりできますが、なかなか難しいと思います。

 

昨年の自分は、手術後のリハビリは開始が遅れました。そして担当のPTさんは、いい人だったのですが、あまりアクティブなリハをする方ではなく(まあそれだけが原因とは言えませんが)、いまだに肘がまっすぐ伸びません。

 

でも、術後直後から退院位までの2~3週間のリハビリをいかにうまく進めるかで、その後の回復やリハビリの進め方に大きな影響を与える、と多くのPTが口をそろえて言います。

 

今年は、術後すぐにリハが入り、またかなり積極的に1日2回もしてくれたせいか、術前の症状は昨年より酷く、手術も大きかったのに、動きはかなり良好なのが、その証かもしれません。

 

常に「痛くないですか?つらくないですか?」と、患者の様子や反応を見ながら、痛くないよう、力が入らないようなリハビリながら、しっかりやってくれました(とはいえ、通常時の痛みそのものは昨年より辛かったのですがね)。

 

そしてその他にリハビリで大事なことを、何人かのPTに聞き、その共通する所は・・

まずは、「術直後は、肩そのものを動かすようなリハビリはしない。」です。

 

肩の術部に負担をかけず、炎症が増さないように、肩は動かさず、血行が悪くらないよう、グリップやゴムボールをニギニギする運動や、手首と肘の曲げ伸ばし、そして肩甲骨や腕周りの愛護的なマッサージが中心となります。

 

そしてもう一つ大事なのが、アイシング(クーリング)。痛みが強くならない程度に行います。この時期は術後の炎症を抑えるのが目的です(自分は、常に看護師が氷の入ったバックを枕元に置いてくれていたので、頻繁に行っていました)。

 

数週間経過し、装具が外れる頃。

この頃のリハビリでは、「肩を他動的に動かす(患者本人の自力ではなく、PTが動かす)」ようになりますが、大事なことは「痛みを伴うような動かすリハビリはしない(痛みのない範囲で動かす)。」ことと、引き続き「アイシング」だそうです(この時期は、リハビリ後や動かした後は必ず行い、それ以外もちょくちょく行いました)。

 

長期間の装具固定で、肩関節は拘縮していますので、無理に動かせば必ず痛みを伴います。大事なのは「痛くない範囲で受動的」(患者本人は、とにかくリラックスして力を入れないことが重要)に、慎重にPTが動かすリハビリです。「痛くない範囲で」「患者が力を抜いて」というのが大事な所だそうで、痛みを伴うリハビリは、術後の部位に負担をかかっていることを表し、炎症を増悪させることもあり、かえって回復を遅らせることがあるとのことです。

 

ですので、この時期にリハビリ中に痛みを感じた場合は、はっきり「痛い」ことを伝えた方がいいそうです

 

術後8週間を過ぎると、患者により動く範囲や痛みが異なるので、患者にあわせながら、時により少し痛み(筋が伸びる痛み)を伴うようなリハビリも行うことがあるそうですが、やはり「痛みが強く感じるように動かすことはしない」ことが基本だそうです。かと言って、あまり遠慮し過ぎると、動きを出すのに時間がかかってしまうこともあり、その匙加減が難しいそうです(ここに、人により痛みの感じ方、訴え方が異なるという問題があります)。

 

ということで、「痛みがないように」「患者個々の状態に合わせて」「適切な」・・という所を、患者の訴えや反応、動かした時の筋の緊張や硬さ、そして痛みなどを総合的に判断して進めていく・・のが、術後リハビリの基本だそうです。そこには勿論患者側の積極的な姿勢や取り組みも大変重要とのことでした。

 

肩・・だけではなく、膝の靭帯などのリハビリも同様とのことですが、一長一短に良くなることはまれで、長期間の根気強いリハビリと痛みや不調との戦いです。時に気持ち的にめげてしまったり、なげやりになってしまうこともありますよね。ほんとに良くなるんだろうか、もうリハビリなんて無駄じゃね?・・と。

 

自分も2年以上そんなことが続いていて、精神的にもきついなぁと感じます。自分の妻もリハビリ始めて3か月位になりますが、一向に良くならないので、ため息の毎日です。多くの同志の方々もそうではないでしょうか。

 

でもいかに医療技術が進歩しても、遠い昔から、肩疾患の経過はそういうもの・・のようです。完治には長い時間がかかるとえーん

 

でも患者側も勉強し、積極的に取り組み、医師やPT等と良い関係を作ることなどで、少しは良くなるが早くなる?と信じて進むしかないと思っています。やはり自分の身体は自分が中心でなんとかしていかないと・・

 

もう春はすぐそこというのに、なかなか体調も心も晴れませんが、めげずにコツコツ、無理しない範囲で日々頑張っていきましょう爆笑

 

今日はうちの猫も、ポカポカの日差しの中、まったりと日向ぼっこです。

ついでに自分も一緒につかの間の休息でした。