夫はマイルを貯める為だと言い訳して、一人旅によく出る。
結構な身分だなって思う。
でもそれは南の島限定だと思っていたのだけれど。
昨日うっかり出しっぱなしにしちゃったんだろうね。
不覚にも置きっぱなしのファイルを、私に見られてしまった。
クリアーファイルには一番上に、北海道旅行の行程表。
ガッツリ手書きで細かく色々。
ホテル名やらオプションで遊ぶのか色んなプラン。
日付もご丁寧に全部入ってて。
約10日間。
その他新会社との契約書に、新しい賃貸物件の契約書まで入ってた。
何にも聞いてない。
(想定内だしいつもの事だけれど)
一瞬「え?私と旅行???」って思ってしまった。
そんな自分が悔しい。
キッチンの食洗をセット中の夫に、クリアファイルを持ちながら声を掛ける。
「パパ、コレなに?」
「…旅行の行程表や」
「え、誰と行くん」
「オレ一人や」
…シーン…
「なんや…私も誘われるんかと思ったわ」
「ママそんな長く休み取れんやろ」
(確かにそりゃそうだけど)
「契約書まであるやん」
「何にも決まってないって言ってたくせに、もう契約書まで実際あるやん」
「まだ契約してない。だからまだ決まってないんや!」
「はぁぁ?こんな大事な事がここまで話が進んでたら、普通は家族で共有して相談したりするもんやん!」
「だから決まったら言うつもりやったんや」
「決まったら…って、もう十分話進んでるやん。隠し事や秘密ばっかりで…誤魔化してばっかりやん!」
「なにも隠して無い!」
……こんな調子で久しぶりに、子供の前でケンカを見せてしまった。
この人は本当に「家族」を持つのに向いてない人なんだなぁって。
家族って単位で喜びや悲しみを共有して、人生を送るって概念が無いのだなぁって。
もちろん父親像や家庭って概念は人それぞれで、私が指す概念というのは私の周りでのスタンダードで、それが普通だと思ってるから夫が合致せず苦しんでるだけとも言える。
十分稼いでくれてるだけで、お金家に入れてるだけで父親としても夫としても充分じゃない!って言う人もいるんだろうと思う。
でも私の概念はそれは世帯を持つ以上当男として然だと思うし、家庭というカテゴリをもっと大切にすることが出来る人が、大人の男性であり夫であり父親であるに相応しいと思っているので。
そうすると私にとっての夫は、どうしようもないポンコツというか…
はぁぁ…しんどい。
「価値観の相違」
この一言に尽きるのだけれど。
夫婦としてこの先も時間を共に生きて行くわけで。
人生の時間は有限なのに。
私の大切な本当に大事な時間を、こんな消化方法で本当に私は悔いがないのか?
後悔…
後悔…
もう本当に分からなくて苦しい。
自分を大切にしたい。