肩甲上腕関節は本来は荷重関節というお話をしました。
当たり前の話ですね。
四足獣であったヒトがたまたま立ち上がっただけですから。
この前、比較解剖学の教授とお話しさせていただく機会がありました。その時教わったのが、多くの四足動物の重心は前肢側にあるそうです。
後肢の関節窩が深い理由は、
骨盤と大腿骨に課せられた使命は「駆動、加速」だったためと考えています。そのためしっかりした車軸がないとその役割が果たせなかったわけです。
つまり前肢で荷重を受け、駆動は後肢に任せたので前肢の関節窩の深さはそれほど重要ではなかったわけです。
今日はこの辺で。