上肢帯の役割 | 西 啓太郎のブログ

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最近少しずつ自分で収集した情報をまとめていきたいと思います。(本当に思っています。)

人間を含めて脊椎動物は前肢(上肢)と後肢(下肢)が1対ずつ存在します。

肩甲骨と骨盤の相同性がある(※腸骨と肩甲骨、恥骨と前烏口骨、坐骨と烏口骨が対応する)という説もあるようです。

私は、

3億7500万年前に生息していたティクターリクを見ても、
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ヒト胎児の発生過程を見ても明らかに前肢の方が先にできている(ヒトの上肢は下肢より2日前に出来上がるそうです。)ことから、相同性はないと思います。

また、出現した時期が違うと言うことは求められた機能も違うので相似性もないです。

ヒトの上肢、特に肩甲上腕関節は骨盤と大腿骨の関係と比較しても分かる通り、関節窩が明らかに浅いです。

教科書的にはこれによって上肢の自由度があがるとありますが、本来の機能とはだいぶ違った使い方をしています。

本来の肩甲上腕関節の役割はもちろん荷重です。

次回はその辺もう少し詳しく。