円筒分水 | 西村治彦の日記

西村治彦の日記

日々の出来事を書いています。

先日帰省する際に、少し寄り道をして神奈川県川崎市高津区久地1-34-25にある、久地円筒分水(くじえんとうぶんすい)を見に行きました。

JR溝の口駅から徒歩で15分程の距離にあります。

 

 

ここは、用水路を通して多摩川の2か所の取水口から引いてきた水を4つの掘に分けるための施設です。上の写真の円筒分水という仕組みを用いることで、正確に水を分けることが可能となりました。

 

かつて、ここでは分流する堀の数に応じて用水路に仕切りを設けて分水していました。これを背割り分水といい、遺構は残っていませんが碑が建てられています。しかし、これでは上流から流れてくる水量と下流で使われる水量の増減によって各堀に流れ込む水量比率が変わってしまうという問題点がありました。水門を設置して人の手で流量を調整していましたが、水門の開閉をめぐって争いが絶えませんでした。

 

その点、円筒分水はいったん水を噴き上げて円筒の円周比によって分水していて、用水路の水量の変化に関係なく同じ比率で堀に水を分けることができます。下の写真のように外側円筒の円周上に仕切りが設けられていて、この仕切りの幅の比がそれぞれの堀に流れる水量の比となります。

 

この画期的な仕組みにより、長年続いた水争いは終息しました。

 

現在ではその技術・歴史的価値が高く評価されて土木遺産や国の登録有形文化財に指定されているほか、可愛らしいフォルムが人気となっています。私が訪れた時も他の見学者の方が何人かいらっしゃいました。

 

また、付近のターミナル駅ではこの円筒分水をかたどったモニュメントが設置されていて、今後地域観光の目玉として推されていくことでしょう。

 

皆様もお近くを通られた際はぜひ立ち寄ってみてください。

 

東京事務所

樫本 真

 

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□■□■□■今日の問題■□■□■□

 

~労働基準法からの問題~    

 

 

 

 

〇か×かでお答え下さい。

 

 

 

問.労働基準法第24条に定めるいわゆる賃金の通貨払の原則の趣旨は、貨幣経済の支配する社会では最も有利な交換手段である通貨による賃金支払を義務づけ、これによって、価格が不明瞭で換価にも不便であり弊害を招くおそれが多い実物給与を禁じることにある。

 

 

 

解答〇

 

 

 

 

~解説~ 

設問の通り正しい。

 

 

 

 

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