マリーゴールドの咲く風車・熊本事務所と仙台事務所・そんなに事務所を出して大丈夫なのか? | 西村治彦の日記

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マリーゴールドの咲く風車・熊本事務所と仙台事務所・そんなに事務所を出して大丈夫なのか?

 この日は、熊本市からと宮城県仙台市からの研修生が卒業条件を満たし、卒業出来ることになりました。3カ月の研修期間に、独力で、労働保険の新規適用を1件、上げて来ました。

 晴れて、10月から、故郷の熊本事務所と仙台事務所に赴任することになりました。

 研修は、教える方も大変です。学ぶ方も大変です。金が掛かります。1か月の人件費とその他の教育費で、一人月50万円掛かります。

3カ月で、一人150万円掛けて、新人を育てて、採算が合うのでしょうか。知識を教える講師陣は、社会保険労務士を始め、4~5人、始めは毎日、その後 午前中 教えます。その後のテレアポは、先輩適用員、アポ専門の女子社員、そして、私と西村大治郎営業部長が、中心に教えます。

新人たちは、長い間の「物売り」の癖が着いていて、この「癖」を取り除くのが大変です。黙って 研修生にテレアポさせると、「お忙しいところ、大変失礼致します。

社長様 いらっしゃいますでしょうか?」と言います。これで、もうアポは取れません。相手は、「物売りだな!」と直感的に感じ、「社長は 出掛けておりません!」と答えます。「では 社長さんは いつごろ お帰りになりますか?」と質問して、「分かりません!」と返事があります。何度 電話しても、同じ答えです。

この事を繰り返して、1日は終わります。アポが全然取れないので、出掛けようがありません。

 この相手の返事をしている人が、すなわち「社長さん」なのです。

社長を探しても、見つかりません。むなしい 月日が過ぎて行きます。

 もし、この返事をした人が、留守番の従業員であっても、何度 電話しても 同じ答えです。

社長に、「営業電話には答えるな!」と厳命されているからです。むなしい月日が流れて行きます。

もし従業員なら「貴方の給料から 雇用保険料が引かれていますか?」と聞けば、①「引かれています!」、②「引かれていません!」、③「分かりません!」と三つの答えになります。それぞれの返事に応じて、対応します。

①  引かれていれば、「社長さんも、労災保険に入られていますか?」と質問します。(イ)はい (ロ)いいえ (ハ)分かりません の分類出来ます。こうして、それぞれに対応して、先に進みます。(ロ)(ハ)なら、「経営者も入れる労災保険」を勧めます。

最初から「特別加入にお入りになりませんか」と言うと「特別加入」を知らない相手は、誤解します。「貴方が抽選で 特別に加入出来る保険に当選しました!」と受け取り、「詐欺師」と思われてしまいます。「詐欺師」と思われては 先に進めません。

②  雇用保険料が、給料から引かれていなければ、「週20時間以上、かつ1カ月以上働く人は 加入義務があります」と雇用保険の手続きの必要性を教えます。

③  「分かりません!」の場合は、何度 電話しても「分かりません!」ですので、営業員が 直接 この事業所を訪問することです。

行ったら、部屋の真ん中に座っている人が、「社長さん」であります。「従業員がいない!」と言われたら、「社会保険(健康保険・厚生年金)は、法人であれば、社長さん一人でも強制適用ですので、加入手続きを取りませんか!」と勧めます。

あくまでも「依頼形」で質問致しましょう。「命令形」や「下さい形」は、自由意思の判断が出来ないので、トラブルの元になります。「強制だから、手続きして下さい!」では、「強制なら警察を連れて来い!」と喧嘩になってしまいます。喧嘩や感情論になったら、理屈が通らないので、手続きなど出来ません。

 こうして、労働保険・社会保険の知識を学ぶと同時に、電話の掛け方を みっちり学びます。毎月 新規の適用員が 各地から入社して来ます。絶えず 千葉研修所には、10~15人の研修生が学んでおります。

全国の都道府県に、40もの事務所を出してしまったので、大丈夫でしょうか?「資金繰りは大丈夫ですか?」と質問がありそうですが、「大丈夫」なのです。ちゃんと計算しております。営業員のみならず、事務員も増やしております。東京事務所と千葉事務所で集中管理をしております。業務量の増大に伴って、事務員も 増えております。そろそろ 座席の限界なので、千葉事務所の隣に広大な土地を購入致しました。先日から、古家の取り壊しが始まりました。ここに、3階建ての大きな事務所を建てるのです。

現在の2倍の事務員の座席を用意することが出来ます。

 お客様の獲得方法が分からなくて、困っている方は、学びましょう。「税理士さん、弁護士さんから紹介を受けて、お客さんを増やしましょう!」と申す人がおられますが、「棚から牡丹餅」の考えでは、お客さんが増えませんね。

電話で「アンケート」を取って、需要度に応じて、訪問する方法が、一番良かろうと存じます。こうして、うちの事務所では、行く行く 現在の2倍の35000件のお客さんの獲得作戦で、日々 前進しているのです。

 この日、私と森田いづ美は、稲毛海岸から幕張新都心、佐倉ふるさと広場を訪問し、英気を養って参りました。

遊び心を絶えず持ちながら、楽しく進むことが、余裕となって、大切だと思います。

 

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