話法の練習 石松の三十石船 二代目、広沢虎造の話法 | 西村治彦の日記

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話法の練習 石松の三十石船 二代目、広沢虎造の話法

うちの事務所では 話法を大切にしています。私たち社会保険労務士の仕事は、いわば 信用を売る仕事なので、相手から信頼されることは とても大切なことであります。いろいろな意味で人間力を付ける必要があるのです。

 知識も必要ですが、いくら知識が豊富でも、その知識を表現する能力がなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。

表現力はどうしたら身に付けることが出来るでしょうか?

話す時の「リズム」「抑揚」「強弱」「間」「声の高低」「通る声」「話す時の自信」。このような要素が より素晴らしければ 人々は 聞き惚れるのです。そして 私たちを信用してくれます。

このことは 私たち社会保険労務士の信用度をも高めます。信頼されて、当てにされる社会保険労務士。なくてはならない顧問社労士となっていくのです。

 そのために うちの事務所では「話法の練習」のために、社員に「浪曲」の下りを練習させています。昔 一世を風靡した、二代目「広沢虎造」の「石松の三十石船」の出だしを暗記させ、社員大勢の前で「公演会」を催しています。
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今回は「山崎勝則」が発表致しました。彼は体も大きく、立派なのですが、話法が駄目です。声が低くて 聞き取れません。
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会話としては 相手に聞き取れないのですから、致命的であります。
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大きな声で 強弱を付けて、リズム、抑揚で相手の注意を引いて、ゆっくりと 説得力を持って 話をする必要があるのです。
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『八軒屋から伏見へ渡す渡し船は 三十石と言いますから かなり大きい船でしょう。これへ石松さんが乗り込んで、よけいなお宝払って、堂の間の所 畳一畳ばかり買いきって、親分にゃ~内緒だが、途中で買ってきた小さな酒樽。縁の欠けた湯呑みへ注いで飲む。大阪本町橋の名物 押し寿司を脇へ置いて、酒を飲み 寿司を食べているうちの やがて船は川のなかばへと出る。

乗り合い衆の話。利巧が馬鹿になって大きな声で しゃべる。つまり退屈しのぎ。これを黙って聞いていると面白い。お国自慢に名物自慢、仕舞いにゃ~ 豪傑の話が出る。武蔵坊弁慶と野見宿禰(のみのすくね)が 相撲を取ったら どっちが強いか? ふん!つまらないことを 話していやがら。武蔵坊弁慶と野見宿禰が相撲を取ってたまるかい。だけど 面白れえな、この話が酒の肴になるからな』

 この語りを丸暗記して 大勢の社員の前で しゃべるのです。上がらずに 冷静に 余裕を持って、相手を 知らず知らず 引き込むようにしゃべるのです。

二代目「広沢虎造」は名人でした。

私がまだ小学生から大学時代にかけて 大人気の浪曲師でした。まだ メディアもそれほど発達してない時代に ラジオやテレビに出てくる人気の浪曲師は 今で言う人気歌手同様でした。大人も子供も大人気の 二代目「広沢虎造」は 声も良し 語りも良し、態度も堂々としていて、私など あこがれの的でした。

 そんな 素晴らしい話法を元に、うちでは 浪曲の一部を暗記させ 披露します。

先輩の「西拓也」
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、「松浦良介」
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が 先行して、この下りを覚えました。ふたりは この話法をものにしてから
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 人間が変わりました。
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「もぐもぐの西拓也」
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「ぐにゃぐにゃの松浦良介」が まるで 人が変わったように 成長したのです。
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まるっきり 他人になってしまいました。そして うちの事務所の幹部として、自信を持って、説得力を持って 仕事に邁進しているのです。

私自身も この『広沢虎造の「森の石松三十石船」』を 暗記して、話法の練習を繰り返しました。
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覚えた話法は 繰り返し話して 練習します。何年も何年も 暇があれば 繰り返し練習します。

説得力が付き、自信が付き、信頼を得るようになるのです。
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うちの事務所の躍進の力になっていくのです。私の話法も事務所の発展に寄与したことは間違いありません。
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それで うちの将来の幹部候補には『広沢虎造の「森の石松三十石船」』のDVD を渡して 覚えて貰い、大勢の観衆の前で 公演させているのです。







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