まぁ、「成績が悪い人には色々とある」とは思ってきたが、
最近、ある傾向があることに気が付いた。それは・・・
・「自分を過大評価している。」
ダニング・クルーガー効果って、御存じだろうか?
人は、自分の能力を正しく自己評価できない、という現象の事だ。
ある時に、学生多数にテストをやらせてみて、
テスト終了時に「自分の成績が全体の内どの程度なのか」を自己評価してもらったら・・・
点数が低い学生ほど自己評価が高く
点数が高い学生ほど自己評価が低い、という結果となった。
この「自分を過大評価する」傾向から、次の3つが当てはまるんですね。
①「身の丈に合わない教材にしがみつく」
「青チャート(数学の網羅系参考書)を1か月で一周する」だのというような人に多い。
「いや、そこまでの能力はないだろう?それに、途中で投げ出したたら意味がないことが分かっているのか?」
確かに、青チャートは名著だ。
一周しようという心意気は認める。
これはいわゆる「自己満足」に陥ってるだけです。
君には、「数学大全・ベーシック編」の方がマッチしてるんだけど・・・
②こちらのアドバイスに耳を傾けない。
いや、「耳を傾けるふりをして、自分のスタイルに固執する」タイプもこれです。
このタイプは、「何としてもやり抜く」という、その根性は認めるにはやぶさかではない。
しかし、自分の誤った勉強法が一向に治らない、ということを危惧するのだが。
③自分の成績の悪さを、他人のせいにしてしまう。
本心から自分の誤りを認めたがらないのだよ。
そう言うところを治してからでないと、成績急上昇して下剋上大逆転合格など掴めない、という事を覚えて欲しい。