どういうわけか、
「志望校の過去問やったって全然受かる感じがしないんですよ。」
とか言ってくる場合があります。
高校入試なら、過去問や予想問題集(=模試)を「やり込んでいれば、問題なくできるようになるのに。
これは、大きく分けて2つあると思うんです。
①夏までに、教科書レベルの基礎が完成されていない。
これは、理科や社会なら、まだまだ時間があります。
しかし、英語や数学の場合、ちょっと面倒なことになります。
以前「英数ができないが、理科の成績だけ抜群にいい子」の話をしましたが、まさにこの子が当てはまります。
私は、「総得点主義」といいますが、
「全教科の合計点が、合格最低点を1点でも上回ってれば、自動的に合格できる」
と考えています。
例え、理科で80点稼ごうが、英数で50点も取れないようであれば、合格はおぼつきません。
この場合、理科の点を落としてでも、英数を頑張らねばなりません。
英数の点を挙げるためには、それだけの時間がかかります。
②間違えた問題の見直しが甘い。
これは、前回した時と成績が10%しか変わらなかった場合です。
前回50点、次回に60点、という場合ですね。
本人は「合格最低点は取れてますよね。」などとうそぶきます。
私は「同じ問題だろう?100点でないと許さない。」と言います。