公立高校の志願倍率の中間倍率が発表されました。

 

しかし、どれも「推薦内定者」を含んだ数字で、いまいちわからない。(推薦合格者は、必ず入学するから。)

・・・というわけで、「推薦内定者抜き」の、志願倍率を出してみると?

 

①定員(推薦内定者抜き)②志願者数(推薦内定者抜き)③実質倍率・・としましょう。

 

 

朝倉・・・・・・・・・①195②189③0.96

朝倉東・普通科・・・①39②55③1.41

    ビジネス科 ①28②64③2.28

浮羽究真館・・・・・①113②58③0.51

朝倉光陽・普通科・・①24②24③1.0

     食農科学科①59②43③0.72

三井・普通科・・・・①53②32③0.60

   福祉教養・・・①26②10③0.38

浮羽工業・建築系・・①57②22③0.38

    機械・電気系①60②41③0.68

オマケに学区外も。

明善・総合文科・・・①30②44③1.46

   理数科・・・・①31②85③2.74

久留米・英語科・・・①16②20③1.25

小郡・・・・・・・・①142②480③1.26

 

なんと!史上初めて「朝倉高校、定員割れ」です!

そのうえ何と「朝倉東、史上最高倍率」です。

 

朝倉東以外では、「実質定員倍率」と言えます。

 

朝倉高校が、多くの志願者を私立の奨学金でかっさらわれた2011年。

朝倉高校が、定員割れぎりぎりの「1.01倍」まで下がりました。

その翌年2012年、「誰でも行ける(と、勝手に信じられた)」朝倉高校は高倍率の「1.58倍」にも達しました。

 

そして、朝倉東を含め、朝倉高校以外の高校は、全て「定員割れ」となりました。

 

しかし、朝倉東高校は、思い切ったことをしでかしました。

 

定員を5名下回ってた朝倉東高校は、何と「15名を不合格とし、20名を『二次募集』する。」と発表しました。

 

所謂「定員内不合格」をしてまで、優秀な朝倉高校不合格者を取りたかったのでしょう。

 

その甲斐はあったようです。

 

3年後の合格実績で、朝倉東は国公立大を始め、史上最多の大学進学実績をはじき出したのですから

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これはやはり、2つの理由があるでしょう。

 

①秋の「文化祭」を、アーケードで「実戦販売」した。

 

本来なら、朝倉高校がやるべきことを、受験前だから、ということで拒否。

朝倉東高校が行ったのです。

商業科からの伝統で、商売に長けた保護者が、薦めたこともあるでしょう。

 

②「ビジネス科で起業」が効いた。

 

高校生で、いきなり起業という、夢のような将来。

それがいきなり、ビジネス科で可能かもしれないのです。

 

これは、「ビジネスを考えた朝倉高校志望者」が、一気になだれ込んだ、と捉えるべきでしょう。

 

まあ、この結果を踏まえて、東や明善、久留米から乗り換えてくる生徒もいるでしょうから、これが確定倍率ではありません。

 

確定するのは1週間後です。

 

(まあ、旧制・朝倉中学時代には、学校の少なさからか、平気で4~5倍を出してましたから。)