mikiteaです。

 

和希そらさん主演『双曲線上のカルテ』

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演の

初日と二日目を観劇しました‼

 

そして、昨日は雪組全国ツアー・神奈川公演の初日をマチソワ観劇!

 

昨日から、全ツ組の透真かずきさん、妃華ゆきのさんが復帰し、

双曲線上のカルテは今日から縣千さんが復帰されました爆  笑

本当に良かったです!

 

まずは、『双曲線上のカルテ』ですが、

私・・・すでに重症患者💦

そらフェルナンド先生の診察をもっと受けたい!

 

作品は樫畑先生の新演出により、

初演の少し古さを感じる演出と、

次々に登場する登場人物たちが繰り広げる場面に

理解が追いつかない部分がありましたが

気になっていた役と場面がカットされています。

追加された場面と役もあります。

 

 和希そらの色男芸に魅了される!

 

和希そらフェルナンド先生

「白衣、眼鏡、深めの開襟シャツ、タバコを口にする時の眉間、

グラスを持つ手・・」などなど、

萌えポイントが多く、

ファンにとっては見たいそらちゃんがてんこ盛り!

 

 

ですが!

 

初日のご挨拶でそらちゃんが

「白衣やらメガネやら、萌えるだの萌えないだの・・

お芝居にプラスのオプションとしてお楽しみください♪」

と言われたように、

ビジュアルはプラスのオプションで

(色男がナチュラルに似合いすぎている!)

 

そらちゃんのお芝居が良い!

 

開演アナウンスのそらちゃんの声も、

孤独の中に静かに佇んでいるかのような

どこか寂し気な甘い声で引き込まれていきます。

 

そらちゃん、孤独な影を秘め苦悩するお芝居が本当に上手い!

胸が苦しくなるような切ない思いを共有している感覚になります。

 

「生きることの意味」「命のあり方」「幸せの選択」など

難しい内容が盛り込まれていますが、

正解はない・・・観る人によって感じ方は様々で、

演じる人の解釈で伝わり方も違ってくると思います。

 

私はそらちゃんの役の解釈がとても好きです。

 

孤独の中自分の生と死に苦悩しながら

自暴自棄な日々を過ごしている姿から、

モニカと出会い次第に心を開き愛を知り、

フェルナンドの心が救われていく過程が

繊細に丁寧に演じられています。

 

そらフェルナンドはダメ男ではなく、

医療には真面目で患者の意志を尊重する優しさのある男性です。

 

的確に指示を出す医師の姿をみせたかと思えば、

気だるそうに女性と絡んだり、

一気飲みで友人を死に導いてしまった学生達に怒りを露わにする場面では、

命の大切さを知っているからこその怒りが感じられ、

フェルナンド先生から目が離せられない!

 

ビジュアルはプラスのオプションとして楽しんでいただければ・・

と言える表現者そらちゃんの底力を感じます。

 

オタク的、ここが見どころ‼

な場面をいくつかあげたいと思います。

 

モニカを背後から抱きしめる場面が2,3回あります。

幸せそうに微笑むモニカと対比し、

すがるような切ない表情でギュッと抱きしめるところが特に好きで、

愛を確かめ合う二人なのに、

フェルナンドの死が近づいていることを想像させられるような場面で、

毎回涙が出てきます・・・

 

モニカの誕生日のお祝いのディナーの場面では、

モニカの言葉に「え~、何⁈」と照れ笑いをしながら

少し高めの甘い声で受け答えをするフェルナンドが、

恋愛しはじめの初々しいカップルのようです。

 

今回追加された場面ですが、

湖底に沈んでいくフェルナンドを表現するダンスがあります。

深い青緑の背景が湖のようで、

湖に降る雪のような白い衣装の娘役さんとともに

白いシャツとパンツに裸足のそらちゃんが登場し、

ふんわり静かに湖に沈んでいきます。

色々な感情を表現するキレのあるダンスは流石です。

 

フィナーレのそらちゃんは、

本当に!カッコイイです‼

ハットの被り方、目線の使い方、

そして、横蹴り~‼飛んでる~‼

そらちゃんの素敵を存分に見せてくれる振付がとても良いです照れ

 

そして、華純沙那ちゃんとのデュエットダンスでは、

ふわりと優しく手を差し出すそらちゃんの表情が素敵で、

さなちゃんの清らかな笑顔が可愛い!

とてもお似合いの二人です。

 

 眞ノ宮るいくん、大健闘!

 

初日から代役で緊張や不安も大きかったと思いますが、

代役とは思えない完成度の高いランベルトでした。

回を重ねるごとにそらフェルナンドとのお芝居が深まり、

五峰亜季さん演じるロザンナとの場面ではアドリブを変えながら

客席を楽しませてくれました。

 

最初はフェルナンドの方針に反発するが、

フェルナンドの命の選択を尊重し受け入れようとする気持ちの変化や、

医師として助けることができない悔しさと悲しさがとても伝わりました。

 

フィナーレでセンターで踊るはいちゃんは

大人の色気とキレのあるダンスが素敵でした!

 

 

 野々花ひまり・クラリーチェも幸せにしてあげて・・

 

ひまりちゃん演じるクラリーチェは、

フェルナンドを心から愛しているのが伝わりとても辛い。

 

ボニクラでの二人のお芝居がとても好きでした。

 

正しい方向へ導こうとする善の気持ちと、

愛しているが故に共に悪の道へ歩んでいく女性を上手く演じていました。

 

今公演のフェルナンドとクラリーチェの関係性もとても良いです。

 

 

その他のキャストの皆さんも役にあっていてお芝居にスパイスを与えています。

初演と同じ役で出演されている

セルジオ・夏美ようさんロザンナ・五峰亜季さんの息の合ったお芝居が、

客席の笑いを誘っています。

 

アントニーオ・咲城けいくんは好青年でしっかりと存在感を残し、

アニータ・希良々うみちゃん、

ジョルダーノ・久城あすさん

婦長ジーナ・愛すみれさんなど

安定したお芝居でしっかり支えています。

 

出演者全員が揃いますますお芝居が深まっていくことでしょう。

 

東京公演の千秋楽まで元気に無事完走できますよう祈っています!