mikiteaです。

 

星組のバウホール公演に続き、

全国ツアー公演『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』

の配信を視聴しました!

 

梅芸の『赤と黒』も視聴できたので、

短い期間に星組の別箱公演の配信を3つも視聴できました✨

 

今回の星組別箱公演が3分割されたことと、

それぞれの公演を配信でじっくり見れて良かったのが、

大劇場公演ではなかなか見つけられない下級生や、

出演者たちの以外な一面(良い面で)を発見できたことです。

 

今回はどの公演も出演者の皆さんの持ち味を活かした活躍と成長が見れ、

適材適所の振分けだったように思えました。

 

『Stella Voice』では天華えまさんが中心となり、

下級生たちの挑戦をお稽古から

様々な面でアドバイスをしサポートされていたそうですが、

みな生き生きと輝き熱い舞台を魅せて下さいました。

 

そして昨日の専科・凪七瑠海さん主演の全国ツアー公演は、

「これぞ、宝塚!」という宝塚の伝統と美しさが詰まった作品で、

満足度の高い公演でした!

 

「星組の公演を観てくださいね!」というのではなく、

「地方の皆さま、宝塚の公演を楽しんでくださいね‼」という感じ!

 

 

 パッションなカチャさんが見れて良かった✨

 

『バレンシアの熱い花』はフェルナンドの良さと、

二人女性とのそれぞれの別れで幕となる最後の場面が

どうも自分の中では理解しにくい部分でした。

 

凪七瑠海さん・フェルナンドは品があり、

軍服と黒いマント姿もお似合いで素敵でした。

貴族としての凛とした姿にこれぞ宝塚の男役!と思える美しさがあり、

父親殺害への強い憎しみから復讐に変わる心情の変化も伝わり、

イサベラとの恋に揺れる表現が切なかったです。

最後のカチャさんの涙を見て、

やっとフェルナンドの心情がわかった気がしました。

 

ショーのカチャさんもスパニッシュの衣装を着こなし、

キレのあるダンスで魅せてくださいました。

全編通してカチャさん中心の場面と

せおっちや極美クン、天飛クン、若手を中心とした場面と

バランス良く出演者が配置され、

物足りなさを感じることなくあっという間に終わった感じでした。

 

フィナーレのカチャさん中心の黒燕尾の男役と娘役の場面では、

情感たっぷりに熱く歌い踊られ、

宝塚の伝統美を余すところなく表現するカチャさんのパッションと、

カチャさんから学び得ようとする星組生のパッションが感じられました。

 

 

 せおっち~!

 

『バレンシアの熱い花』の瀬央ゆりあさん・ラモン、

せおっちなのかラモンなのか・・ピッタリの役でした!

お芝居の間も上手くイサベラを思う切ない表現も良く、

せおっちとひっとんが並ぶとなぜかほっとする安心感があったり・・・

 

ショーでも大活躍のせおっちでした。

「Bad Power」ではギラギラオラオラ熱くて良かったです!

若手を引き連れてオラつく姿に余裕さえ見られて爆  笑

 

フィナーレでカチャさんの「愛の歌」で涙腺が緩んだ後に、

白い燕尾服でせおっちが「all by myself」を歌いはじめた途端に

涙腺が崩壊しました😢

せおっちの大きな目が潤んでいたような・・・

力強よく気持ちを込めて歌うせおっちと、

男役4人が加わってのダンスも良かったです!

 

フィナーレで大きな羽根を背負ったせおっちを見て、

色々な感情が重なり「せおっち~!」と何度か心の中で叫んでいました・・・

 

 

 極美慎・天飛華音の並びが眩しい

 

お芝居、ショーともにお二人の成長に驚きました。

きわみクンは一皮むけました?

お芝居では少し力が入りすぎていた感じもしましたが、

ショーでは色濃い役もこなし歌も成長を感じました。

 

カノンクンはお芝居では役の個性を自分のものとし、

存在感たっぷりに演じていました。

ショーでもダンス、歌ともに安心して見れ、

「ロマンス」の場面でひっとんとの同期の並びも良く、

目線や手の使い方に包容力さえ感じキュンとする場面でした!

 

勢いのあるお二人なので活躍の場をもっと見たくなります・・

が、ふとこのまま二人の並びが続くのか?

お二人のうちのどちらかの組替えがある?

 

 

 頼もしいトップ娘役

 

舞空瞳さんのトップ娘役としての存在感が光っていました!

お芝居は年上の貴族の青年に憧れ恋する可愛さと、

身分違いの恋に泣く健気さも伝わり良かったです。

 

ショーは流石の存在感!

「ノスタルジア」の場面はひっとんの歌いやすいキーに合わせて、

「ある晴れた日に」へ曲を変えたのか・・・

この場面の曲変更は少し残念でした。

 

スパニッシュの衣装も良くお似合いで、

大人っぽさと艶っぽさもあり、

カチャさんと並んでも違和感なく見れました。

 

 

 その他、印象に残ったのは・・

 

悪い役を悪~く演じイケおじ感が良かった、

ルカノール公爵・朝水りょうさん

ホルヘ・大輝真琴さん、

ルーカス大佐・夕渚りょうさん、

カサルス・天希ほまれさんも存在感ありました。

 

フェルディナンドの母親セレスティ―ナ夫人・紫りらさんは、

貴族の女性らしい品と賢さと強さを感じる演技で

無理なくカチャさんの母親に見えてとても良かったです。

 

シルヴィア・水乃ゆりさんの切なさ、

マルガリータ・乙葉菜乃さんの初々しい可愛さと健気さも良かったです。

乙葉さんは106期生なんですね、歌がお上手!

 

 

4月9日(日)にバウホール公演、

4月10日(月)に日本青年館ホール公演が千秋楽を迎え、

各劇場で「星組パッション!」が熱く叫ばれました。

 

明日11日(火)は全国ツアー公演が千秋楽となり、

各公演が完走され本当に良かったです!