日本での2週間の滞在を終え、イギリスに帰国。ほぼ仕事はせずに、だいぶリフレッシュできた。いっぽう妻は、駐在中の一時帰国というイベントが始めてであり、いろいろとストレスを抱えていたようで、ブチギレる回数がいつもより多かった。この点は、今後、ひとつずつ問題をクリアにして解決していくしかない。

 

それはさておき、帰国中の振り返りをしておきたい。1番のハイライトはなにより、たくさんの人に会えたこと。

 

滞在中は毎日飲み会だったことと時差ボケの影響(東方向への移動は、時差ボケの調整が難しい)で、かなり疲弊したが、なんとか大きく体調を崩すことなく乗り切れた。注意した点は、無理しすぎないこと、昼間眠たくなったら極力眠気に任せて昼寝して体力を回復すること、であった。日本でいちども出社せず、ストレスのかかる状況がなかったことが良かったのかもしれない(出社すると、時間や飲み会などで無理をしてしまうので、体調を崩しやすいように思われる)。また、日本が思ったほど寒くなかったことも、体調維持できたポイントかもしれない。

 

日本で帰国中に会えた人は、高校の友人関係、大学の友人関係、高校同窓会つながり関係、前々職の友人関係、妻の友人の夫、家族・親戚関係である。現職の会社外の人と会っていろいろ話すことで、気持ちがリフレッシュ・リセットされた気がする。現職の会社の人たちは、良い人ばかりなのだが、無意識のうちに社内の常識に縛られてしまうので、どうしても思考が凝り固まってしまうような気がする。定期的に、色々な人と会って話すことで、自分自身を取り戻すことができるような感覚がある。

 

ロンドンに駐在を開始して、半年ほどが経った。昨年末、振り返ってみて考えたことは、仕事上、もうすこし短期的な目標を持つべきということ。今回の駐在では、ポジション的にやや下がって現地のマネージャを補佐するような立場となってしることもあり、すこしワークロードも下がっている。そういうわけで、自分としては、いろいろ経験したり足りない部分の知見を吸収しておく機会としようと思っている。それはそれで良いのだが、どういう方向性の知見を吸収するか、という部分で迷いがあった。ひとつは、船舶設計や船舶管理といった自分にとって新しい分野の知見であり、これについてはキャッチアップが必要なことは間違いない。もうひとつが、新規事業分野・環境関連事業分野であり、これがなかなか悩ましい。環境関連分野は、興味はあるのだが、ビジネスのルールがわかりづらく、なかなか実ビジネスに結びつきにくい。その結果、どれどけ調査してもモヤモヤが残るのである。

 

結論として、自分の取り組み方の方向性としては、以下のようにしたい。

  • 環境・脱炭素関連分野の知見・マーケット調査は、極力時間をかけすぎないことを意識しつつ、ツボだけはつかんでマーケット動向を把握しておくようにしたい。
  • 船舶設計・管理の知見の獲得は、地道に、しかし確実に続ける。
  • プロジェクト関係は、実プロジェクトに優先的に関わっていく。実プロジェクトでの問題解決のなかで、実務の知見を獲得しつつ、短期的な目標を設定、成果を積み上げていく。実プロジェクトは、実行中のプロジェクトに加えて、案件獲得の見込みが高い準備中のプロジェクトも含むイメージ。後者の方が、やや優先順位は高い。

イメージとしては、上記を3:2:5くらいの割合で取り組むような形としたい。イメージとして、昨年は環境関連の部分に時間を使いすぎたことが。なんとなく自分のパフォーマンスに自分で納得できなかった一因である気がする。大枠を掴むのにそれなりに時間がかかること、またロンドンという異なる環境下で仕事を始めたことなどを考えると、まあ仕方ない部分もあるかと思う。

 

いずれにせよ、今年は、上記のリソース配分イメージで取り組んでいきたい。