どうか心は自由であって欲しいと願う。

何に願えばいいか分からないけど、とりあえず願う。ただただ願う。

心が自由であれば、私達はきっとどこへでも行ける。


彼女を腕の中に抱きしめて、髪を撫でる。

幸せは形ではなく感じる心が決めるようだ。

私の心は、この人が欲しい、と叫んでいる。

私達の心は共に鳴ってしまうので、私達はお互いの前で自分の心を隠すことなど到底できない。

時間は前に進むばかりで、決して戻ることはない。

私達がここに立つ「今」を振り返ると、それぞれの「これまで」の道がある。

お互い重々承知の愛しいこの世の摂理だ。


言いたいことは何もない。

彼女を前にすると言葉は意味を成さず、言葉にすることすら忘れてしまうのだ。

重なり合う幸せな毎日よ、愛しているよ。