投手 
Bランク 海外助っ人選手Bランクリスト一覧
出身地 オセアニア他 
成長タイプ 普通 
衰えタイプ 普通 

初期値論評

左投げのリリーフ。そしてBランク選手としてなら上々と思う。

球威はCだがBに極めて近く、制球もピンチもB。

変化球も代名詞的存在感を誇るAランク相当のスライダーと

Cアップ、カーブ、スクリューと強力な球種を持っている。

球速も147kmとなかなかのものを持っている。

スタミナはDだが、回復がSなので1イニングなら連投できる。

年俸が低いが大活躍するラミレス型助っ人かと期待。

 

起用しての感想

31歳入団で普通/普通の成長型なので

2年目以降からもう衰えとの戦いが始まる。

そう、まったくと言っていいほど成長しないのである。

コーチがそこそこにいいと衰えと戦って一時的に

能力が持ち直すが、それでも毎年↑画像のような感じである。

 

(この頃はしっかりデータを取っていないので雑です)

セーブ数だけ見ればこの時がキャリアハイ。

30Sを超えてはいるがサウスポーで防御率が3点台後半以上

なのは正直Bランクといえども厳しい目で見ざるを得ない。

打高リーグを作ってしまうとこうなることは多々あるが、

-2減らしても2点台か4点台くらいなのはやはり…

 

通算では80S以上を上げてくれたが安定感がなく

先発の勝利を成績画像を見るだけでもわかるが

毎年6回もヌッスをしてしまうようなリリーフは怖くて

置きたくない。

普通の中継ぎや新人で育てるついでなら許容できるが

助っ人にそんなものを求めていないので

35歳のシーズンで退団。

Bランクリリーフ最強と言われる「あのお方」に比べると

見劣りしてしまう成績となってしまった。

 

実際の活躍
元々アマチュア時代から優秀な選手として有名だったらしく

アトランタ五輪にも出場。

その後にドラフト外で日本とも関係も深いドジャース入団。

1999年にはメジャー昇格

9人目のオーストラリア人メジャーリーガーになる。

MLB時代は成績だけ見るとそこまで安定していない選手だったのか防御率がかなり高めの選手であった。

またこの頃はサイドスローでなく2001年に転向したらしい。

そんな経緯をたどり2002年シーズンオフに阪神に入団。

2003年からNPBでのキャリアを積むことになる。


1年目から52試合1勝1敗25セーブ、防御率1.54と抜群の成績を上げる。2004年にはアテネ五輪にも出場。オーストラリア代表として日本の前に立ちふさがり日本代表を見事封じ込め自チームの銀メダルに大きく貢献。2005年からはセットアッパー専門になりこの年から制定されたホールド面で大きな成績をあげる。

またその安定度から年間で70試合以上登板し、

阪神のリーグ優勝に大きく貢献。

この年に大活躍した藤川球児、久保田智之共にJFKと呼ばれるNPB史上屈指の安定度と実力を誇る中継ぎ陣を形成。

なお日本シリーズ。

 

2005年から2007年のウィリアムスは神がかった活躍を見せており、特に2007年は60試合で42H、防御率0.96と大暴れ。

なのに2敗している

65.1回を投げて失点が9であり、一時は0.15の防御率を記録。

 

しかしキャリアの中盤からはウィリアムスの野球人生はケガとの戦いでもあった。度重なる肩と肘の手術で体はボロボロ。

2008年2009年も投げ続けたがそのまま引退してしまった。

ホールドが設けられた2005年から引退の2009年の5年間で残したホールドの数は141。通算防御率2.20という素晴らしい成績を残した。

 

ウィリアムスはその人格が大いに評価されている記事や風評が多い。自身の飛躍のきっかけをくれた阪神タイガースに恩を感じており、活躍後MLBのオファーが急増。契約面も日本の球団より上であったが、それをすべて断り最終的に阪神で選手生命を終えた。これだけでも男気を感じざるを得ない。

またチームメイトであり残留を強く訴え続けてきた金本知憲やその他のチームメイトからも「日本人以上のサムライ」と

称されるほどであったらしい。

 

しかしドーピング疑惑が晩年に浮かび上がることになる。インターネットを探しても確定と呼べるものはないので、まだ続いているのか、もう決着がついているのかわからない。

それの判断はいったん置いておいて、ドーピング疑惑が出るのも不思議ではないくらいぶっ飛んだ選手でもあったということを成績だけでなく実際の活躍を見てた世代である私としてもやってても不思議ではないし、やってなかったらもっとやばい、

以上の結論は出ないのでは…。

もちろん使用してないという結論を期待していますが。

今でも阪神の駐米スカウトという立場で阪神にかかわっているらしいのでなんかのきっかけでテレビとかで見てみたいものです。

 

当時ゲームを発売された2003年にデビューだったので

やはり成績は現実に比べれば抑えたものになってしまうが

それでもBランクの割には使える程度にはいい選手だと思います。


私的評価
安定 C 左投手としては並
貢献度 C 30S挙げられる程度には優秀だがやはり並
コスパ C ある意味中途半端に上がる


総合評価 D 

獲得は自己判断ですぐ使える程度には能力は整っているので短期的な投手陣整備にはいいのかもしれない。

 

 

やきゅつく2003選手リスト一覧