過去15年くらい、生豆を加工して味を変えようと
いろいろやってきた。麹が流行れば新潟の醤油製造
メーカーに赴き、生豆に麹菌を生やしてみたり、
温泉に漬けてみたり、スモークハムメーカーに生豆を
スモークしてもらったこともあった。いつかコーヒー生豆を
加工して味を変える時代が来ると思っていたからだ。
結果、売れたものはなかった。。。
しかし、今年一つのプチヒットがあった。
バレルエイジドコーヒー、だ。
2018年アメリカのニュースで、南部の州(ウイスキー
蒸留所が多い地域)でコーヒー屋がウイスキー樽をコーヒー
生豆の熟成に使用しているという。すぐやってみようと思ったが、
そもそも日本には英米のように豊富なウイスキー蒸留所がない。
大手を除く独立系は数えるしかない。しかしその少ない蒸留所に
交渉して、2022年、3年越しで実現したバレルエイジド。
香りだけでなく、味も変わった。
生豆販売の老舗社長さんにも大変好評で、弊社に見学に来たくらい。
15年かけて、やっと、1つプチヒットした。
20代、30代はアイデア豊富でいろいろやってきたが、
自分も老いたのだろうか、40代ではアイデアさえ浮かばない。
そんな中でプチヒットさせたバレルエイジド。
小さいが、自信になった。
商売って難しいが、やっぱり楽しい、そんなことを実感した。
コーヒー屋やってて良かった、そんな1年だったなぁ。