前回、50歳を目前にして思うところを書いたブログ。
改めて読むと考えすぎなジジイでキモさも感じるが、
正直な気持ちを書いたので仕方がない。
あれから1年以上経つが、身の回りで一番変化した
のは「物価」だろう。歴史的円安、コロナ後から続く
コーヒー相場の高止まり、段ボールから運賃に至るまで
様々なモノやサービスの価格が人生イチ跳ね上がった。
温暖化の影響も顕著だ。最近ではガーナやコートジボ
ワールを襲った干ばつやカカオ畑を破壊するテロみたい
なことも起っているらしく、カカオ豆は2倍くらいに
高騰、チョコレートが気軽に食べられなくなるのではと
報じられている。食品、特に卸売りは元々利益率が低い
業種なので、昨年から今年にかけて弊社にとっても厳しい
状況が続いている。
しかし、創業53年ともなれば、困難の3つや4つは
あるだろう。良い商品をリーズナブルな価格でご提供する
には厳しい環境だが、このインフレを乗り越えないと
将来はない。会社としても、自分としても試練は今後
も続きそうだ。
お客様には度重なる値上げのお願いで大変心苦しいが、
私は内容量を減らし、値上げしていないように見せかける
ようなことは嫌いなので、内容量を変えずに値上げを
お願いしている。私自身が、ティッシュや食用油、
小麦粉などの内容量が知らないうちに変更されている
のを気づくと、なんだか裏切られた気持ちになるからだ。
来月50歳を迎える。
10代後半から20代で想像していた50歳のイメージ
とはかけ離れているが、おかげさまで生きている。
せっかく元気なのだから、何か挑戦できるような
10年にしたいな。