前置き

今回起きたことは一個人の出来事だと思って読んでください。私は医療従事者ですが内容にでてくる会話には個人の見解が多く出てきます。

我々夫婦の選択においていかなる批判も受け付けません。


診察時の話しは戻ります。


先生からは

「対象年齢ではないし、わかっても3つの染色体異常だけ。胎児の異常は染色体異常だけとは限らない。受けなくてもいいと思うよ」


どうでしょうか。


私は一瞬、受けなくてもいいのか?と躊躇いましたが、答えはいいえです。


ですが医療従事者ではない一般の患者さんがこう言われた時、受けなくてもいいかもと思う人は少なからずいらっしゃるのかもしれません。


妊娠初期には流産のリスクが常に付きまといます。胎嚢確認から心拍確認。不安な方も多いと思います。先生からの大丈夫ってすごいパワーワードですよね。信じたくなりますよね。


でもその大丈夫だと「思う」には

根拠がないのです。


若いから、家系に染色体異常はいないから

赤ちゃんを信じたいから


そう思って出生前診断を受けずに後から異常があったと産むしかないので産みますといったお母さんたちを知っていますとは


先生には言えませんでした。

きっと先生の考えがあってのことだろうと

俯きました。


その時の私には

「主人と相談して受けようと決めたので」


というほかありませんでした。