池井戸潤著’08年11月文春文庫刊。 340頁
最初は家族の物語かなと思い、読もうという気が起きなかったのですがまあ経済小説のようなので読むことに。
作者得意の銀行が舞台で。 短編で違う話かと思ったら、東京第一銀行長原支店で働く人々がそれぞれの話ごとに主要人物が変わり、大きな流れはあるという短編連作。 いつもの事ですが銀行ってこんなにひどいのかと思う。 私はメーカー系の事務部門でした。 ノルマは有りませんでした、締め切りはあれこれありましたが。
銀行厳しい。 まあ就職する際にも銀行は全然対象外でした。 まあ向こうもいらんというでしょうが。
で小説の話。 上昇志向のある上司(しかも性格は悪い)だと過大なノルマを課されて頭がおかしくなったり、悪事に手を染めたり。 そんな話があれこれ。