□#1「どんな社会を目指すか」検討会 | 2030vision

□#1「どんな社会を目指すか」検討会

2月14日(月)
ビジョン原案検討会 「これからの『社会』の話をしよう」
#1「どんな社会を目指すか」を開きました。

バレンタインデー、東京は久しぶりの大雪という条件のなかでしたが、
17名の皆さまに参加していただきました。ありがとうございました。

今回のテーマを考える上での視点は以下です。

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■はじめに配布資料の説明&共有

当日の資料はpdf.でダウンロードできます。

⇒  パート1 【全体ビジョン】原案 pdf.

 ⇒ #1「どんな社会を目指すか」検討の視点.pdf



■次にディスカッション

 テーマは
 ◎ 経済成長しないと幸せになれないのでしょうか?
   
 ◎ 公平公正で努力が報われる社会とはどんなものでしょうか?

 ◎ 幸せな社会の条件とは?

 ◎ 持続可能な社会の条件とは?

◇ここで、参加者の谷藤賢一さんから新たな視点の提供

 ◎ 若者20年周期説
 ◎ 終身雇用に頼るには良くない
 ◎ ジュネレーションの変化
   ~今の20代は変わってきている
 ◎ 贅沢志向諸悪説
 ◎ 贅沢と豊かさの区別
 ◎ 衣食住をベースに考える ⇒ 衣食住の心配がいらない社会
   ・サラリーマン一生の夢が家というのはおかしい
 ◎ 希望の光は草食系世代
 ◎ 変革を起こすには
   ・ ファーストドミノ・・・ ドミノ倒しの最初のドミノを見つけ、倒す
   ・ 「ピュアゲリラ」・・・やってみるものが勝ち
 ◎ モダンな江戸を目指すべき
   ・ 循環型社会としてのモデルとなる
    ~先進国の競争から抜け出る
   ・ 衣食住に困らない
    ~過度な贅沢は分配すれば良い (社会主義とは違う)

 谷藤さんの資料もダウンロードできます。

 ⇒ 「谷藤さん提言 20110214」 pdf.

◇ 続いて、西塚さんからの提案
 ◎ミハエル・エンデの視点 
  経済を考えるなら、お金の価値を考え直した方がよい。
  お金を循環させるために、減価する貨幣とするべきではないか?


◇ 次に、格差は是か非かの問題提起が咲田さんからありました
 ◎格差を批判する傾向が強いが格差はあっても良い
  格差があっても、セーフティネットがあればよい
  格差があるほうが、若い人のエネルギーが生まれる 希望が生まれる

これに対する肯定論
 ◎ 上に行こうとする人間が頑張ってやればよい。
 ◎ チャレンジできる人は何度でもやり直せばよい
 ◎ 雇用が流動化し、自由な競争があるのが活性化する
  ~最低限の衣食住、雇用の機会均等、教育の機会均等さえあれば良い
 ◎ 格差が固定化されなければそれでよい。
 ◎ 全員同じでは進歩がない。
   努力したものが報われるのは当然だ。
 
いっぽう反論
 ◎ 新自由主義、競争原理主義が今の社会をおかしくしている
 ◎ ワーキングプア(年収200万円以下)が2割もいる社会で良いのか
   若者が希望を持てないのは問題だ
 ◎ 高額所得者からの税を徴収し、再配分を高めるべきではないか
 ◎ 格差が固定化される今の仕組みは変える必要がある。

 ◎ 格差の上の方の人たちもそれで幸せだったのだろうか?
  上のほうの成功者はこれで良かったと思っているのだろうか?
  子どもが親の姿を見ててそれで良いと考えているのか
 ◎ 若い人が格差が良いというところに抵抗感がある。
  格差を認めて本当にいいのか?

また格差と企業の役割について
 ◎ 企業が多大な利益を上げ、株主配当が増える中で、
   非正規雇用や低賃金労働者を産んできた。
   これが希望を持てる社会と言えるのか?
 ◎ 企業の収益を上げることが、雇用を産む。
   企業活動は収益を上げることが目的だ
 ◎ これまでは企業社会が社会保障をまかなってきた。
   年功序列賃金はある意味、企業による生活支援
 
他の意見
 ◎「格差」の定義を明らかにしないと話がかみ合わない
 ◎ 格差社会と競争社会とは別物 
   競争はあっても良いが、過度な格差はいけない
 ◎ 「格差」ではなく、特徴である
 ◎ いろんな人がいて、共存できることが大切
 ◎ 公平・公正というのも、全員が同じと言うことではない
   努力したものが相応の処遇を受けるのが公平だ

 ◎ 経済活動から下の人たちがこぼれ落ちている
   中間層から上の人たちが多くをとっている結果である。
   ⇒社会を活性化するには、中間層から下の大衆を元気にすることが必要

 ◎ 富を得た者が、自分の二代目、三代目まで続いていくのはおかしい。
   格差の固定は問題である

◇ 話題が変わり「2030年何が幸せなのだろうか?」という石川さんの問題提起
 ◎ 年収1000万円だった人が、地方で300万円の生活で
  衣食住を自分てつくって、心豊かで幸せに暮らしている
 ◎ 世の中、幸せをお金では測れないのではないか
 ◎ 金よりもツナガリ。 別な尺度がいる

 ◎ 2030年が今の延長線上にあると考えると暗くなる。
  新しい価値はなにと考えるか?
   ・半農半Xがベース
   ・国民皆農 自分たちの生活は自分でつくる

 ◎ 働き方を見直したい
   自分を見失うほど働き続けることが、我々が目指している社会なのか
   ワークシェアリング 皆で仕事を分け合ったらよい


◇ 人間にとって、幸せとはなんだろうか?
 ◎ 満足=(充足/欲求)だが、分子の充足は有限である。
   欲求を拡大していくといつまでも満足は得られない
 ◎ 満足と幸せとは違うと思う
   将来に希望があれば幸せと感じられる
 ◎ 今は十分に幸せな時代ではないか
 ◎ 幸せか不幸かは感じ方次第

ということで、最後は「幸せ論」になりました。

ここで、一人ひとりが、テーマの4つについて記入。
(事務局が記録で忙しくて、和やかに談笑している写真を取り損ねました。
すいません。 m(_*_)m )
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皆さんのご意見を以下にご紹介します。

1.経済成長しないと幸せになれないのでしょうか?

 ・経済成長と幸せとはリンクしない
 ・幸せには経済的裏付けも必要
 ・今こそ幸せを感じられるセンスが大切
 ・質問自体に違和感がある
 ・教育の維持が間接的に幸せにつながる(教育水準が低いのは不幸せ)
 ・お金でしかものが考えられないのは不幸
 ・健康が一番
 ・新しい価値を産みながら発展していければ幸せ
 ・今という瞬間、ここという空間を味わえることが幸せ

 ・経済成長自体が目的ではない
 ・ Yes&No
  自立、自律が必要
 ・時間が自由に使えることが大切
 ・消費できないフラストレーションには慣れれば良い
 ・シニアを自分たちのカセギで養えるために一定の経済は必要
 ・経済成長は必要である

 ・上がって下りる人生が出来ればよいので、経済自体は縮小しても良い
 ・個人の幸せでいえば経済成長はなくても良い
 ・経済が縮小すると不幸になるのでしょうか?
  (私の論点の立脚点は、今後経済が縮小するところにある)
 ・自分が成長したと感じられている状態
 ・幸せって何だろうと思っている 
  (BIが満ち足りている産油国)
 ・BIが与えられても幸せとずれる
 ・意味がない

 ・社会(マクロ)…経済を維持できる(大きく失敗しない)
 ・個人(ミクロ)…自立(自律)出来る程度の成長
 ・個人や事業それ自体は個別には利益を出さないと生きていけないが、
  社会全体としてはプラスマイナスゼロとなる。ゆえに無理がある。

2.公平公正で努力が報われる社会とはどんなものでしょうか?

 ・多様性が認められ、トライ&再チャレンジするチャンスがある社会
 ・人間関係力が得られる
 ・誇り、やすらぎ、楽しみといったようなことを自ら選択し
  自らの意思で実行でき、そして正当に評価されるような社会
 ・自分の意思が関わって自分が社会に関わっていることを実感できる
 ・目的を持って生きること
 ・自分にとってプラスであればよい
 ・言葉と心と行動が結びつく

 ・挑戦と勝利への報酬がある
 ・利権や思惑でチャンスが奪われない
 ・公平公正の基準がしっかり共有できること
 ・努力したものは報われるのは良いことだ
 ・頑張っただけ認められること
 ・頑張った人には教育の機会がある
 ・生まれた時代によって世代に差が出てきてるのはまずい
 
 ・良い意味で社会の目指す軸が明確であり、かつ複数の価値観を許容する社会
 ・新しい公共宣言に書かれている
  (すべての人に出番と居場所がある)
 ・1人ひとりの個性を認める理解できる社会
 ・お金が中心ではない、人間性、人間力が繋がり、関係性を大事にする社会
 ・情報公開


3.幸せな社会の条件をどう考えますか?

 ・自分の問題として哲学する
 ・皆が幸せと感じられる
 ・快適で暮らさせる努力をしている
 ・人類共通の価値を持つ
 ・衣食住の充足
 ・不幸な時期をできるだけ短くできる社会
  ~失敗や失業から脱することができる
 ・例えば、シングルで二人の子どもを楽しく育てられる社会

 ・煎じ詰めると「愛」
 ・物質的な満足では満たされない
 ・失業や失敗が認められる
 ・幸せの画一的な基準はない
 ・多様性を理解すること
 ・想像力のある社会

 ・新しい縁が作れる社会
 ・選択できる社会
 ・1人だけでなく、みんな幸せ
 ・働くことが認められる
 ・ちゃんとリンクしている
 ・自分がここにいるということが認められる
 ・人の役に立つことに喜びを感じられる人が多い
 
 ・感情を共有できる社会
 ・人との繋がりが働くことで認められることで幸せになれる
 ・他人に自分の存在を無条件で認めてもらえるコミュニティの存在
 ・個人が自らの力で自分の生活をコントロールできること
 ・精神の幸せと肉体的幸せの両方が充足される社会
 ・生きるということを自分の問題として一人ひとりが考え哲学出来る社会

4.持続可能な社会の条件をどう考えますか?

 ・幸せのコストを下げること
 ・グローバリズムと反対のことをする
 ・自立と共生をサポートできる社会
 ・人がどれだけ喜びがあるか
 ・つながりがある
 ・セーフティネットがある

 ・三方よしの社会
 ・地産地消 (食料、エネルギー、お金、人)
 ・フェアトレード、生産者や環境にとってなにがプラスなのかを選ぶ
 ・究極的にはエネルギー自給
 ・金とモラルの狭間で悩みながら相談しながら社会をつくる
 ・欲張りすぎないこと
 ・人 Win Win みんな Win
 ・コミュニティの規模(大きさ)をどこに焦点を合わせるのか
 ・グローバリゼーションをどう考えるか(否定的な立場から)

 ・歴史の延長上に自分を置いて考えること 
 ・宇宙の仕組みを理解して社会システムに活かす
 ・人間が自然から得たものを自然に戻す
 ・心の平和が持続可能であること

 ・国民が自分の義務を認識し我慢することを知る
 ・利他の教育をすること
 ・身体障害者として認識しない 
  (英国では足の悪い人としか考えていない)
 ・自分たちの権利の裏には義務がある
 ・自分の行為や行動が与える影響について
  きちんと客観的に考えて自ら選択していける社会
 ・自立と共生を目指して、個人を社会がサポートしていく社会

 
実に多くの素晴らしいご意見をいただきました。

本当に素敵なメンバーに恵まれて、価値のある検討会でした。
ありがとうございました。

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次の原案検討会は
#2= 2月21日(月)「2030年の生活はどうありたいか」
  ⇒  2月21日開催案内

#3= 2月25日(金)「2030年の暮らしをどう創るか」


皆さまのお越しをお待ちしております。

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