今回は、「その1」で明確にした課題に対し、「再現性」を高めるための具体的な実践方法をご紹介します。
特にわが家では、長文記述(100字以上)で手が止まる傾向があるため、その対策に重点を置いています!
📘 記述対策に効く!具体的な実践方法 5選
以下は、「何を書くか」ではなく「どう解くか」に焦点を当て、特に長文記述に対応できる力を養うための実践方法です。
1. 主語・述語の明確化と一文要約
解答の骨子を作る訓練です。傍線部やその周辺の文の「主語・述語」を正確に捉え、その一文が言いたいことを自分の言葉で簡潔に要約する練習を徹底します。
2. 接続詞・指示語の役割の徹底理解
解答の根拠を探す上で、接続詞(しかし、なぜなら等)や指示語(これ、そのように等)は非常に重要です。指示語が指す具体的な内容、接続詞が示す文の関係(筆者の主張の位置)を正確に把握する訓練をします。
3. 「言い換え」表現の抽出練習
本文中の言葉を使って的確に説明するために、「筆者の意見(A)は、つまりどういうことか(B)」というA=Bの構造を意識し、本文中から該当箇所を線で結びつける訓練を繰り返します。
4. 要約の「骨子」作成特訓 🦴 (長文記述への対応)
長文記述で手が止まるのを防ぐため、まずは文字数にこだわらず、解答に必要な「要素」をすべて本文中から抜き出す練習を徹底します。
- ステップ① 要素抽出: 筆者の主張(主題)と、それを支える理由や具体例(論拠)を箇条書きでメモします。
- ステップ② 代名詞の置き換え: 抜き出した要素に含まれる指示語や代名詞が指す内容を、元の名詞に直してメモします。
- この訓練が、100字以上の記述に必要な情報を漏れなく拾い上げ、かつ字数に合わせた調整を容易にする土台となります。
5. 「なぜなら」「ということ」練習 🔄 (難関校対策)
難関校で問われることが多い理由と内容を問う問題形式に慣れるための訓練です。頭の中で「なぜなら、~だからだ。」や「~ということだ。」と、本文中の根拠を具体的に抜き出して答える思考回路を養います。
次回の【その3】では、これらの実践の土台となる「血肉化」を支える参考書について、わが家の活用法を交えてご紹介します!お楽しみに✨。
