週に1回孫を預かっている。
息子の家まで迎えにいった帰りに、こどもの森に行く事が多いが、先々週は寒い日だったので、図書館に行った。

この町は典型的なベッドタウンで企業もなく貧乏な町。だから町職員の給料も他に比べかなり安い。
だけど図書館だけはとっても充実している。
建ててからかなりたったのに、いつまでもきれいで、気持ちのいい私の大好きな場所だ。

一階のこどもの本のところには乳幼児の部屋になったコーナーがあって、靴を脱いで座って絵本が触れる。
孫たちは、次々と可愛い本を持ってきて読んでくれという。
でも、ほんと父親と一緒ね。乗り物の本ばっかり(笑)
そのコーナーの入り口には紙芝居の棚がある。
「タッ君、これは紙芝居だよ」と教えた。
ちびちゃんに本をみせていると、タッ君が紙芝居をよいしょよいしょと持ってきた。



何かと思ったら、原子爆弾の絵・・・

ゆっくり読んでやりました。
意味などわかりもしないと思いつつ。。

きのこ雲や瓦礫の町の写真も何枚かあり、絵はほとんど何が書いてあるかわからないような柔らかい線・・黒い無地のままのページ
声高に叫ぶのではなく、「ノーモア ヒロシマ ノーモア ナガサキ」と唱える。。


「もうばあちゃんちに帰ってお昼ご飯を食べようね」と片付けて帰ろうとすると、本を借りるという。
じゃあ、好きなのをもってらっしゃい。と受付に並ぶと、またさっきの「二度と」を持ってきた。「他のは?」というとこれがいいという。
何もわからないはずなのに、何か心に訴えるものがあったのか・・
うちに帰っても、何度もせがまれた。真剣なまなざし・・

孫たちに素晴らしい絵本を教えてもらいました。