【福岡市・博多料亭稚加栄のランチ】

 30年程前に、九州・福岡県での勤務時代、会社近くの「稚加栄」という料亭へランチを食べに行っていた時の事を今回は、お話致しましょう。

 

 当時は、¥1,000程程で、料亭のランチが食べられることもあり、連日満員で、入り口付近には、行列ができておりました。

 

 「博多料亭・稚加榮」は、昭和36年に福岡の炭鉱王 中島徳松氏の持ち家を改装し、福岡市中央区大名に鳥料理店として創業しました。

 

 その後、北九州において小倉店、八幡店をそれぞれ開業し、昭和41年には、全店を統合して「株式会社 稚加榮」として設立いたしました。

 

 福岡店の縦12メートル、横3メートル、深さ1.2メートルの生簀では、九州各地で水揚げされたさまざまな活魚が常時30種類以上泳ぎ、目・耳・舌で、満足させてくれます。

 

 昭和59年からは、料亭ならではの味付けにこだわった辛子明太子の製造・販売を行い、「作るなら、一番いいものを」という考えで、納得いく味にたどりつくまで費やした時間、手間ひまもすべてが「採算度外視」な為、他店では、味わえない「明太子」なので、少しお高いですが、食べる価値がある一品です。

 

「稚加榮」の名前は、は、易姓学の字画の数え方で32画となり、「稚」すなわち幼く小さなことを「加」え重ねて、「榮」えるという意味を持っており、「他人から愛され、引き立てられ、子々孫々まで繁栄させる」という思いから付けられたと言われております。

 

 稚加榮創業者は、常々、稚加榮の料理を通して博多の食文化を広め、世の中に貢献することの意義を料理人たちに伝え、料理人の目で鮮度や質を確かめ、本当に良い食材を使った料理をおいしく提供してくれます。

 

 そうしたこだわりは素材を揃えることから始まり、料理人は毎朝薄暗いうちから市場に出向き、九州各地から集められた活魚を直接選び、料亭自慢の生簀へ放ちます。

 

 入り口にある、生簀の中には、イカがたくさん泳いでおり、小さな水族館の様です。(福岡のイカは、抜群においしく、他では、味わえない名物です。)

 

 この様な、こだわりの料亭のご飯が、おいしくないわけありません。

(しかも¥1,000‐で!)

 

 当時、現場事務をしておりましたが、自分の机は、福岡支店にありましたので、支店で仕事をする時は、ランチタイムに、料亭の味を楽しんでいました。

(夜は、高くて行けませんので!)

 

 新鮮なお刺身と、揚げたてのてんぷらを堪能し、料亭の贅沢な味を楽しんでおりました。

 

 現在は、¥2,000程になりましたが、福岡に行った時には、必ず立ち寄る、お気に入りのお店なので、機会がございましたら、行列覚悟で高級料亭のランチをご賞味ください。

 

稚加榮でランチ(福岡) - 美味しいものと旅行が大好き!!

 

好きなご当地グルメ

 

 

 

 

 

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