【福岡県・ジャックのクグロフマロン】

 

 フランスの北東部に位置するアルザス地方を代表する発酵菓子に「クグロフ」というものがあります。

 

 のどかな自然に囲まれたフランス・アルザス地方では、クリスマスなど特別な日に焼く、とっておきの一品として、古くより親しまれています。

 

 どなたも一度は見たことがある、王冠のような形が特徴の焼き菓子「クグロフ」

 

 斜めに溝模様が入った王冠のような形が特徴で、現在では朝ごはんやおやつ、贈り物、お祝いなど幅広いシーンで楽しめる定番のスイーツとして、ヨーロッパ各地で親しまれているお菓子です。

 

 ちなみに、フランス国王ルイ16世の王妃マリー・アントワネットが愛したお菓子としても有名で、彼女の代名詞ともいえるセリフ「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」の「お菓子」は「クグロフ」の事だという説もあります。

 

 そのような有名なお菓子のクグロフですが、8年ほど前に福岡県に訪れた時、奥さんから福岡市内においしい「クグロフ」のお店(ジャック)があるので、帰りに購入してくるように、秘密結社の司令官からの様な指令が下りました。

 

 秘密の連絡方法(携帯メール)でお店の場所が送られてきましたので、確認したところ、以前勤務していた会社の隣側にあるビルで、よくランチを食べに行っていたお店の近くでした。(福岡勤務時には、ありませんでした)

 

 店内は、白を中心とした清潔感のる作りで、大きなショーウインドの中には、様々なきれいで美味しそうなケーキが陳列されており、お花畑の様でした。

 

 入り口付近には、イートインスペースのカウンターもあり、ケーキや飲み物を楽しむことが出来ます。

 

 ケーキコーナーを眺めて、横を見ると、少し大きなウインドウの中に、お目当ての「クグロフマロン」があり、東京に持ち帰りたいと伝えると、箱に入れて持ち帰れるように準備してくれました。

 

 せっかくなので、待っている間、イートインでケーキと紅茶を注文し、ティータイムを楽しむことに致しました。

 

 ケーキは、スポンジとクリームの割合や甘さも丁度よく、上品なおいしさで、口の中でクリーミーな食感が広がり、紅茶との相性も良く、日本にいながらヨーロッパのカフェにいるように感じられます。

 

 ケーキとお茶の味を楽しんでいると、店員さんから持ち帰り用の「クグロフマロン」が準備できたと声を掛けられ、現実に引き戻されました。

 

 「クグロフマロン」は、宝物を運搬する様に、機内の手荷物で持ち帰り、帰宅後、秘密結社の司令官(奥さん)へ渡し、無事に極秘任務が終了いたしました。

 

 夕食後のティータイムにさっそく「クグロフマロン」を食べる事にいたしました。

 

 王冠型のクグロフを縦型に切り、ホイップクリームやとジャムなどを盛り付けて、紅茶を入れて準備万端です。

 

 素朴な感じのケーキですが、全体的に硬めの生地で、程よい甘さと栗のハーモニーが昔からヨーロッパで愛されている美味しい味が口全体広がり、「マリー・アントワネット」が愛した味を堪能し、新婚旅行で訪れた、ベルサイユ宮殿の豪華な広間で行われていたであろう、貴族のお茶会気分を味わいながら、贅沢な気分に浸ることが出来ました。

 

福岡県に行かれる際には、是非、お立ち寄りいただき、ご賞味ください。

 

クグロフ マロン ☆ パティスリー ジャック | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ

今日のおやつはこれ

 

 

 

 

 

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