「2001年 宇宙の旅」が、
1968年に公開されてから33年後の2001年に製作された、
ドキュメンタリー、
アマプラがお勧めしてくれました
まず、ジェームズ・キャメロンが導入部を語り、それを受けるようにアーサー・C・クラークを始め、懐かしいキャスト、スタッフが、その撮影裏話やテーマなどについて語っていきます
宙に浮かぶペンのシーンを再現して、
この女優さんにまた取らせてみたり、
六十代半ばになったキア・デュリア(ボーマン船長)に、あのラスシーンを再現させたりと、
遊びも入れながら、
ダグラス・トランブルの苦労話を聞き、
セットも見せてくれる
アーサー・C・クラークが、科学者たちの力を借りながら、
様々な未来のテクノロジーを予想し、
そしてあの自我を持つ「HAL9000」を作り上げていった、
その過程の面白さ
あの「デイジー、デイジー」には、実際の人工音声という元ネタがあったとか
何故HALは暴走し、確実な方法、宇宙船内の空気を宇宙に放出して人間皆殺し、ではなくあの迂遠な方法をとったのか?
そんな考察も面白かったのですが・・・、
とにかく字幕が酷過ぎる、誤訳、珍訳のオンパレードで、話が半分くらいしか分からない
Amazonの現人神、ベゾス様が、
タダ見する奴には、いい加減な字幕つけとけ
そうすれば、ちゃんとした字幕が付いている特典映像付きソフト買うだろうから、と言ったわけでもないでしょうが
このドキュメンタリーを収録しているセット、
こちらは今お安くなっているそうです
それにしても、完璧主義者として知られたキューブリック監督が
現場でキャスト、スタッフの意見を取り入れてこの作品を撮っていった、という話には、「へ〜意外だなあ」と驚きましたが、
「もう金がなくなったからだよ」
そんな「ぶっちゃけ」今更聞かされても、あの鑑賞当時悩んだ時間を返せとも言えません
スタンリー・キューブリック自身は1999年に亡くなっていて、彼と2001年を迎えられなくて寂しい、そんなスタッフの言葉で終わったドキュメンタリーでした