急に父の事を書こうと思って
父が入院してる時に書いたものを読み返してみたら

副腎にも転移がありました……

だから

小細胞癌肺癌からの

肺  両側に1個づつと真ん中に1個で
肺に3個

副腎
鼻腔
胆管
リンパ

後は
脳に70個以上

……


こうやって思い返して見ると
父の体は凄いことになってたんやね……


あの頃の私は
無知でアホやったし
あまりにも突然過ぎて
脳が追い付いていかへんかった様に思います


だって!
1週間前迄は自転車乗って元気に買い物にも行ってたし

寝たきりになる
3日前迄は
お酒も飲んでたって弟が言ってたし……


でも今思い返して見ると
「目眩がする」
車の運転をやめて
アシスト自転車買ってたんだよなぁ……


前兆はあったなぁ……
と……


弟から
「具合が悪い」
と連絡あって実家に帰って

その時に父と喋ったら
弟には具合が悪い事が言えなかった……
って……
私が帰ってきてくれて良かった
と……

後悔してもしょうがないけど

もっと実家に帰ってきてたら……
電話でもしていたら……

そんな事ばっか思ってました





2014年4月8日
実家に帰ると
自分の部屋で寝てる父が

「具合が悪いんやって?どーしたん?」

と聞くと

「動いたら目眩がするねん ほんで気持ち悪い」

と言う父

「かかりつけの病院に電話したら今はお昼のお休みの時間やで午後からの診察で来てって言うてはるで昼から病院行こ」

って言うと

「うん」

って頷く父


午後の診察で行く為
起きてきた父は
ちょっと動くと気持ち悪くなる為

ちょっと動いては
うずくまり……
ちょっと動いては
うずくまり……
を繰り返して
やっとの思いで車に乗り

病院に向かおうと
ちょっと走った所で

「気持ち悪いでとめて!」

と……

車を停めると
車から飛び出し

オェェェェェ;'.・ .○| ̄|_



そのまま意識を失った父を
仰向けに抱きかかえ
私は叫び続けました

そして
119番に電話してる
向こうの電話口のオペレーターの人に!

泣きながら
「はよーきてー!!!!!」
と叫んでました

そして
私の泣き叫ぶ声があまりにも酷かったのか?

気付いたら
知らない人が周りにいっぱい集まってきてました笑い泣き

その中の1人の知らないおばちゃんが
倒れてる父の顔を触り

「温かいさかい大丈夫や!」
と根拠の無い事を言われ……
ちょっとムカっとしたのを覚えてますゲラゲラ


そして
救急車が到着し
救急隊員の人が降りてきたのを見て
パニクりまくりの私は
号泣で
「お父さんが……えーんお父さんが……えーん
と繰り返してたら

「大丈夫ですよぉ〜 落ち着いて下さい」
って言われて
ちょっと落ち着いてきたねん


父は元々
心臓が悪くてニトロも持ってました

かかりつけ医からは
紹介状?

もし救急で違う病院に行く事があったらと
お手紙も貰ってたのでそのお手紙を救急隊員の人に渡し症状を言い
胸の音を聞いてくれてた救急隊員の人が

「心臓の音より肺の音が……」

と言われて……

この時は
「肺の音?ん?」
ってなったけど
心臓の事ばっかり思ってたから
そんな事を言われても気にしてませんでした


そして
近くの心臓に力を入れてる病院に連れてってもらってそこで診てもらった最初の診断は

血管が?
細くなって詰まってる?
から
バイパス手術が必要で
それをすれば大丈夫!
との事で
凄ーく安心してたんやけど……


その日のうちに
CTの結果が出て
弟と私の2人だけ
脳外科の先生に呼ばれ

先生に

「脳に70個以上の腫瘍が見つかりました……」

と衝撃的な事を言われたのです





この日は凄く天気がよくて
桜が満開

父が倒れたのは
家の近くのお宮さんの参道の桜並木が続く
凄く綺麗な
満開の桜の木の下でした


この日から
何年かは
この参道が通れなくなり

桜も
この季節も
嫌いになりました

父が亡くなった日よりも

この季節が近付くと
胸が苦しくなる様になって……



でも……
去年のこの季節
私は抗がん剤治療中で自分の事しか考えられず

この季節に胸が苦しくなる事はありませんでしたニヤニヤ


やけど……

抗がん剤治療で別の苦しみを味わったよね
チーンチーンチーンチーンチーン





昨日の記事とほぼ同じ事書いてますが

読んでくださってありがとうございます