魂が存在するとして、それが永遠というのは、本当だろうか。

 魂が存在するのは、一般の人間でも、私を含め一応考慮して生きてる人は、少なくないはずである。 魂の構造は不明であるが、ここでは、人間にとって意味がありそうな、意識生命体、略して意識体とする。

 しかし、永遠というのは、例えば、この宇宙が存続する限り、永遠という事であろうか。それとも、この宇宙を包含する大宇宙があり、その大宇宙が存続する限り、永遠という事であろうか。

 後者の場合、この宇宙が消滅しても、魂は残る事になり、確かに魂は、無限の時間軸上の意識体と言えるであろう。

 そこまで考えなくても、人間の感覚では、この宇宙が存続する限り、永遠という事としても、ほぼ無限の時間軸上の意識体と言えるであろう。

 これが事実なら、地球上での反生命肯定のキメラのヒエラルキーによる、貨幣万能消費奴隷社会の価値観は、意識レベルが絶望的に低いどころが、負の方向に全開である。人類史が負の意識方向に進化、つまり、意識が退化し続けてきたと言えよう。

 その最たる例の一つは、キメラのヒエラルキーにおいて、エリート達は、悪魔の契約により、永遠の魂を悪魔に売る事である。魂を売る知的生命体は、宇宙広しと言えども、人間だけではないだろうか。

 なぜなら、数学的に、人生の100年など、魂の永遠性による無限の時間軸上では、0に等しいからである。人生が1000億年でも0。つまり、もし、魂の永遠性が無限の時間軸なら、有限の時間は全て0なのであり、それほど強烈な、数学に裏付けられた意味が、魂の永遠性には備わっている事になるからである。