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ひとつの恋がおわりました。


白い花。


その白い花は
話しかけてきた人間の声に、
春が来たんだと勘違いして

一所懸命けなげに咲きました。

そのうち、ほんとうの春がやってきました。

何色に染まろうかと、どんな色が一番素敵に見えるだろう?と、

毎日毎日、声をかけてくれる人間を喜ばそうと、一所懸命に咲いていました。

でも、、途中、
色が付かないことに気付き、今まで以上に懸命にかわいくなろうと頑張ってみました。

でも、何度お日様が登ろうとも、

何度満月が欠けようとも

一向に色はつきませんでした。

蝶やミツバチが元気をくれるのですが、

花びらは傷つくばかりです。

そのうち、他の花たちにヤキモチして、蝶やミツバチにまで少しいじわるをしてしまいました。

今日の蜜は売り切れだよ。(σ-д・´)

え?そこに光って見えるのは?🐝

いつもよりたくさん見えるのに。。εïз

これは蜜ではありませんから。(´-3-`)

じつは、蝶やミツバチが見た蜜のようなものは、白い花の涙でした。💧

とろんっ。。。

少し甘くなった涙が溢れてきます。

でも、涙なのでやっぱりしょっぱいのでした。

あ!ほら!やっぱりたーっぷりな蜜があるじゃないか!こぼれた分は誰のでもないよね?もらうよ♪🐝🐝🐝🐝εïз εïз εïз εïз

(*´³`\*) ㄘゅ〜

( ゚д゚) 、ペッペッ!しょっぱい!ナンダヨコレ!

お前はもう花じゃない!蜜も作れないなんて!🐝

さようなら。ごきげんよう。🐝🐝🐝εïз εïз εïз

白い花は、悲しかった心がまたさらに悲しくなりました。

色がつかない原因はこのしょっぱい涙だったのです。

みんないなくなってしまい、そのうち秋がやってきました。


白い花は、赤や黄色に色付く葉っぱたちを見つめ、


自分には何が足りないのだろうと考えました。


赤や黄色になった葉も、茶色の葉も、緑の葉も、みんなみんないなくなったとき、

自分はいつまでここにいられるのだろうと、寂しくなりました。

どうせ消えてなくなるのなら、このまま醜くなっていく様を誰にも見られずに消えていきたいと思いました。

☃🌨❄❄⛄❄❄☃🌨


白い花のまま、白い雪に埋もれて。。。