開花期が通常5月とされる、ひものような細く白い花びらを枝先に房状に咲かせる
ヒトツバタゴ(別名:ナンジャモンジャ)の花が、桜の名所としても知られる蛇崩れ川緑道の
西側にある「小泉公園」に見事な花姿を見せていました。
日本でも限られた地域・木曽川流域(愛知、岐阜)と対馬に自生し、分布も飛び地の
ように隔離している変わった珍しい樹木のようです。
花盛りの光景は、非常に見事で「木がまるで白い雪に覆われたような美しい姿」と
言われております。
ここ小泉公園は、大雨などの時に浸水被害を軽減するため、地下に雨水調整池を
備えている駒沢2丁目にある区立公園です。
モクセイ科 ヒトツバタゴ属 落葉性高木 日本(本州中部、対馬)原産
同じモクセイ科のトネリコ(別名:タゴ)に似ており、トネリコが複葉であるのに対し、
本種は小葉を持たない単葉であることから「一つ葉(ひとつば)タゴ」の和名があります。
またかつて明治神宮に植えられていたこの木の名前が分からず、見た通りの
感想を表現したことから「なんじゃもんじゃ」という別名を持つそうです。
-園内の様子-
環状7号線を渡り、500mほど道なりに西に歩いて行った場所にあります。
北側にある遊技場と休憩広場との間を緑道が通り抜けています。
-帰り道の沿道の様子-
桜の花びらも散り納め、ツバキ系の花が沿道を埋めつくしてきました。
帰り道の沿道、民家の軒先にも見られる「ヒトツバタゴ」の花です。
3年ほど前に、この民家に咲く花を撮っていた時に、ここの主の方から
この先にはもっと見事なヒトツバタゴがあるからと、小泉公園に咲く花木を
教えていただいた次第です。
今年も見事な花姿が見られて本当に良かったです。
本日も、お越しいただき誠にありがとうございました。
いつもの花をもっと素敵に飾りたい!そんな貴女に
月1回:3,500円(花材、器付き)
花悠々クラブ