矢沢くんからもらった紙は日記帳に保管しておいた。
メルアドは帰ってすぐに登録した。
これでいつでもメールが…。
「…メール私…遅れるかな?」
矢沢くん…彼女いるんでしょ…。
なのになんで私にメルアド教えてくれたの?
…もしかしたら他の子にも渡したのかも!!
「そっ…そうだよね。矢沢くんが私に…」
そこまで言うと涙が溢れていった…。
明日は卒業式…矢沢くんが引っ越す日。
「悲しいよ……
…こんなんじゃ卒業なんて…できないよ…」
私はそのまま寝ていた。
朝起きると、時計の針は8時を指していた。
「やばい!!集合は9時だから早くしないと!」
私は急いで階段を下りて、すぐに朝ごはんを食べた。
髪型もきちっとして、家を出たのは8時50分であった。
これなら歩いたら大丈夫!!
…矢沢くんの家ってこの路地を曲がったらすぐだよね…。
「…だめだめ!!今日卒業式なんだよ??メールできるんだから
なんで行きたがるの!?もうなんて馬鹿なの!?私!!!!!!!!!!!!!!!」
道で一人で言った。
道でこんな独り言を言うほうが馬鹿だと思うが、
私はそれでスッキリした。
本当にすっきりしたのかはわからない。
....
「いよいよ本番だね~!!」
「うん…。緊張する。」
「矢沢くん…悲しいよね。」
皆が矢沢くんの話をしていた。
やっぱり矢沢くんは人気者だなぁ。と思いながら
私は制服をきちんと揃えた。
「卒業生が在校生に向ける最後の言葉です。」
そう言うと、皆は壇上に上がった。
矢沢くん…いるわけないか!!!
もうしっかりしないと…
し…っか…
「うわあああ…!!!」
私は泣いた。
大声で…
私の泣き声が響いていたのであった。
「どっ…どうしたの!?」
「大好きだよ…大好きだよおおお…」
「矢沢くんのこと…?」
私は頷いた。
「やっぱりか。」
続く。