【卒業記念小説1】好きだよ。って伝えたくて 【短編小説】 | 信じてるよ、お前ら

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(´∀`*)ウフフ

卒業式の練習もいよいよリハーサルになってきた頃だった。


「えー、矢沢は転校することになった。」


え…転校!?


教室がザワザワし始めた。

…転校しちゃうの…??


「皆ごめん。卒業式俺見ておこうと思ったけど、

  その日が引っ越す日なんだ…。」


そ…そんな…!


「ということだ。残り少ないが、皆矢沢といい思い出を作るように。」

「はーい。」


私は矢沢くんが転校してしまうことに

とても大きなショックを受けてしまったのだ。

しかも卒業式に一緒に出れないなんて…




卒業式に告白してみようと思ったのに…。




卒業式の練習で、矢沢くんはずっと見ているだけだった。

証書授与の時に、私は矢沢くんのことをずーっと見ていた。



…休み時間…


「ねぇちょっときてくれない?」

「へ?」


そう言われて矢沢くんに呼ばれた。

私は心臓が止まるかと思った。


「あのさ、これ。」


矢沢くんに渡されたのは、一枚の紙だった。

見てみると、住所と電話番号とメールアドレスが書かれていた。


「これって…!?」

「新しい家の住所と電話番号と俺のメルアド!

  これでいつでも連絡できるだろ?」

「で…でもなんで私なんかに?」


関わりが少なかったのに、なんで私だけなの?


「もっと他にもいい女子がいるはず…。」

「…君じゃなきゃだめなんだ。」



え………?



「あ、じゃあ俺行くね!ごめんな!」


矢沢くんは、どこかへ行った。

一体今のはなんだろう。

窓から見えた自分の顔は…真っ赤だった。




続く。