「おい。何!!一哉!!お前何を言っている!?」
「いや…別に…え…俺は…」
なんで言ってしまったんだ。
俺が考えて言った言葉ではない。
ただ口が勝手に動いた…だけ…。
「最低。一哉。」
「謝りなさいよ。一哉。」
「いくらなんでも酷いぞ。一哉。」
「これは謝るべきだぞ。一哉。」
皆が俺に向かって言う。
謝る…か…。
「ご…「別にいいよ。」
え…?
「金本…どうしてだよ!」
「別に冗談くらいわかってるからさ。こんなの全然私大丈夫だから!」
ニコニコとしながら俺の教科書を渡して、
俺の耳元で「ありがとう。」と言って席についていた。
「金本が許してやったのはいいが、一哉。今度は気をつけろよ。」
「はい…。」
なんだよこの…。
モヤモヤする気持ちっつーの。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ると、休み時間なので皆は廊下に出たり、
教室で話していた。
金本の周りには女子がたくさん集まっていて、
とても話しかけにくかった。
「金本さんってどこから来たの?」
「金本さんって美人だよね~」
「金本さん!今度うちに来ない?」
よく聞く会話だなぁ…。
俺は席に座ってボーっとしながら休み時間を過ごそうとした。
「ねぇ。一哉。」
ん…この声…。
「金本!?」
続く。