「大好きだよ。あず。」
「私も!アイ!」
「でももう…友達じゃあいられない。」
「…え?」
「さようなら。あず。」
「アイ!!!!!!」
時計の針がカチッカチッとなっている。
夢だったみたいだ。
だが、なんとも縁起の悪い夢を見たものだ。
昨日のことと全くかぶっている…。
やはり、アイとあのままでいるのは嫌だ。
でもどうやってアイと元の関係に戻れるのだろうか。
さっきの夢を見た私は、もう眠気がさっぱりなくなったので
寝ながら1人で考えていた。
アイの顔…本当に嫌だったんだな。
アイは一体…何を考えているんだろう。
…ハッ!
思い出した…。
思い出した…。
思い出した…!
そう。
アイと出会ったあの日…。
.....
「私達」
「僕達」
「小学校へ行きます!」
「ありがとうございました!!」
♪~~
そうだ。
アイと出会ったのは幼稚園の卒園式だった。
「あずさ。今日はレストランに食べに行こうね。」
「やったー!!」
歩いていると、前に帽子が落ちた。
拾ってみると…アイの帽子だった。
「あ…あの…私の帽子…返して…」
「うん。はい。」
私は帽子を渡す時、見たんだった。
アイの手は震えていたことを。
「手、震えてるけど…大丈夫?」
「…大丈夫。」
「あ、そうだ。ちょっと一緒に遊ぼうよ!」
「え…?」
「お母さんね、先生と今話してるの。暇なんだー!」
「うん…。」
その時のアイの噂は知らなかった。
「ちょっとトイレ行ってくるね~!愛梨ちゃん!」
「うん。…待ってる。」
トイレに行った時、仲のいい子から言われた。
「あの子とは関わらないほうがいい。」
私は「どうして」と聞いた。
「あの子は自分が人気者じゃないといけない子なの。
前の幼稚園でもそうだったみたい。あずさちゃん。今のうちだよ別れるのは…。」
「私は愛梨ちゃんと友達になりたい。
その噂が本当かわからないからね。」
それから私とアイは親友になった…。
....
続く