「うららってまた喧嘩したんだよね。」
「うららが悪いんだよ。」
「そーそ。うらら嫌い…。」
また、うららへの悪口が聞こえた。
うららは何もしていないのに。
普通ならこれは「いじめ」で訴えられるものだ。
「ちょっと、うららの悪口は言わないっていう約束でしたよね?」
「…ごめんなさい。玲先輩。」
「もうしません!!玲先輩。」
「一生悪口言いません!!玲先輩。」
こう言えば、許されると思っているんだな。
私の小さな糸がプツンッと切れたような気がした。
「ごめんなさい?もうしません?一生悪口言いません?
そんなこと何回も聞いた。うららの悪口を言うなんて、別に私には気にならない。
でもそれは「いじめ」だってことを知ってもらいたいわ。」
そう言って私は教室に戻った。
普段は敬語で話している。
こういうコミュニケーションは大事とか先生に言われたのだ。
でも私は普通ならタメ口とか言うもので話したい。
だから、たまに敬語で話す時がある。
だが、女子には敬語の方がツボみたいだ。
「失礼しまーす。ねぇ。玲。」
続く。