妄 想 事 件 2話 | 信じてるよ、お前ら

信じてるよ、お前ら

(´∀`*)ウフフ

「では教科書のP55を開いて問1、2、3、4、5を10分以内にやること。」

ええ・・・。10分・・・!?

先生ってば私達が5問も10分でできると思ってるのか?

まぁ・・・簡単だからできるか?

私は教科書を開いて、問題を解いた。

「あ。」

消しゴムが落ちてしまった。

落ちた場所を見てみると、岡本さんの足がある場所だった。

「岡本さん。消しゴム拾ってくれない・・・?」

小声でそう言うけども岡本さんは無視。

集中して問題を解いているのか?と思い、教科書を覗きこむと

問題を解いているのではなく、「中学生から始める。高校1年生の問題集」と

大きく書いてあるドリルをやっていた。

岡本さんって一体・・・。

私は最後の1問だけなので、ここで間に合わないと少し残念だ。

あ。そうだ・・・!


私は紙に

[岡本さん!

  悪いんだけど足元の消しゴムとってくれない?byすずか]

と書いて岡本さんに渡した。

岡本さんはその紙を見て気づき、「はい。」と言い消しゴムを渡してくれた。

私は「0」の部分を「2」と書き直し、問題はすべてできた。

後、5分少し時間があった私は隠れてシャーロックホームズの本を読んでいた。

やっぱりシャーロックホームズは憧れだ・・・!

私は岡本さんの方向を何故か見た。

私はたまに隣席の人を見たりする、なんでもない。

「!!!???」

岡本さんはドリルを片付け、シャーロックホームズの本を読んでいた。

私はブックカバーで見えていないが、間違いなくシャーロックホームズの本だった。

岡本さんもシャーロックホームズが好きなのか?

私は紙に

[岡本さんってシャーロックホームズが好きなの?

  私も好きだよ!今も読んでる! byすずか]

と書いて岡本さんに渡した。

岡本さんはその紙を見て「!?」と驚き、私のほうを見た。

私はブックカバーを取り、見せてみると岡本さんはそれを少し見てまた読み始めた。


キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ったら私はやることがない。

友達はいるけれども、委員会とかで忙しいし、

友達がもしも私のこと嫌いだったら嫌だからだ....

私の悪口だって美人3人グループらへんでも言ってるし、

きっと友達だって・・・。

私はそんなことを考え、ボーっとしながら休み時間を過ごした。

またキーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴ると

皆バタバタと走りながら教室へ戻ってきた。


帰る時間になった。

1日は長いけれども帰る時間は短い。

「あ!すずか!」

友達2人の声がした。

1人はりえ。

2人はななだ。

「あ・・・。2人いつもより帰るの早いね・・・。」

いつもなら2人は帰るのが遅いのになんだろう。

「たまにはね~。」

「へぇ・・・。」

私はその場を立ち去ろうとした。

何か少し怖いからだ。

今も2人のうち1人が私の悪口を思っていたら?

私はそのまま笑顔で話すの・・・・?

私は走っていった。

ああ・・・。

もう明日から1人でいいや・・・!!


「あなた馬鹿??」

は?

「ば・・・馬鹿・・・!?」

振り向くと岡本さんがいた。

「あの2人。あなたのこと心配してたんだよ。それを走って逃げるなんて最低よ。」

「岡本さんはわからないと思うよ。」

「悪口を言っていると思われるだけで怖いんなら最初から話しかけないわ。」

え?

そういえばいつも2人から話しかけてもらえるような・・・・。

しかもなんで私が思っていることがわかるの?

「じゃあどうすればいいの。」

「素直になればいいのよ。」

岡本さんはそう言って帰って行った。

素直・・・・。

私は岡本さんに走って追いかけた。

「岡本さん!!友達になってください!!!」

「友達・・・。シャーロックホームズみたいな人だとわかったらね。」

え?

シャーロックホームズみたいな人・・・・。

私、推理なんて今までしたことはないし・・・・。

「嘘よ。」


続く。