妄 想 事 件 1話 | 信じてるよ、お前ら

信じてるよ、お前ら

(´∀`*)ウフフ

「起立。礼。着席。」


これでまた1日が始まる。

ところで起立ってなんだろ。

起立っていう漢字から起きあがり立つっていうことになるけど

別に私たちは寝ているわけではないから起き上がり立つって意味ではないか。


「今から席替えをします。出席番号順からとってください。」

今日は席替えか。

まぁどっちみち席は変わらないと思う。

私はこのクラスになってから1度も席を変わったことはない。

変わったとしても目が悪くて見えない人と変わったりして

いつも教室の一番端っこの席だ。

でも別にここでもいい。

暇なときは空でも見れば大丈夫なんだから。


しかも私は出席番号が一番最後。

名字は「山川」

だから私は出席番号では一番最後。

なんとなく寂しいという気分もするけど、

別に最後だから恥ずかしいことはないだろう。


「山川さーん。ひいてくださーい!」

「あ。はい!」

私は急いで黒板の前の教卓へ行き、

白い箱に手を入れて紙をとった。

どれだけ考えたってきっと同じなんだから。

「番号を見たら、ここに書いてくださいね!」

「わかりました。」

一応、恐る恐る見てみて、黒板を見た。

番号は「16番。」やはり一番端っこの席であった。

黒板に「山川」と書いて席に座った。

きっとみんな「またかよ。」とでも思っているんだろうな・・・。

ほっておいてほしいけど・・・。


あれ?

そういえば黒板に書いた時、私の隣の席の人の名前はなかった。

え?

今日、みんな出席してるはずなんだけどなぁ。

おかしい。

教室中を見渡しても全員出席。

でも1人黒板に書いている人がいた。


岡本ななせだ。


岡本さんは頭が良くて少し話しにくい。

そういえば今日、岡本さんって委員会で呼ばれてたんだった。

ということは、この事件は解決~☆


「では皆さん。動かしてください!」


学級委員がそう言うと私はあることに気がついた。

席は余っていなかった。

ということは、岡本さんが隣?

・・・・まじかよ。


「よろしくー。」

「って、前も一緒だったくせに言うなよ~!」

教室はやかましくなってきた。

たかが席替えでなんであんなに騒ぐんだろ。

私はいつも一番端っこの席だからもう騒ぐ気分にもなれないや。


「お・・・岡本さん。よろしくね!」

笑顔でそういうけど岡本さんはやはり無視。

私・・・しっかりしろ。

でも今の笑顔は超恥ずかしかったんですけど・・・。

この席で1ヶ月間って大丈夫なのかなぁ?



続く。