膵臓の働き①外分泌せんとして消化管に消化液(アミラーゼ、トリプシン、キモトリプシン、リパーゼ)だす。内分泌せんとして血中に血糖値調節ホルモン(グルカゴン、インスリン)だす。構造は膵頭部、膵体部、膵尾部とわけられ、膵尾部のA細胞からはグルカゴン、B細胞からインスリン、D細胞からソマトスタチンが放出される。グルカゴン:血糖値低下時に分泌促進。生理作用→血糖値上昇作用により糖新生、肝グリコーゲン分解促進。脂肪分解促進より遊離脂肪酸増加。インスリン:血糖値上昇時に分泌促進。生理作用→血糖値低下より糖新生低下。細胞内グルコース取り込み上昇、タンパク質、脂肪合成促進、血中カリウムイオン濃度低下。
糖尿病による合併症予防、進行を抑える事を目的に血糖値をコントロールする。2型糖尿病で肥満者の場合、肥満改善をしてから血糖降下薬は使用すべきでない。初めの薬物治療には①SU剤(膵β細胞を刺激して内因性インスリン分泌を促し血糖値を下げる、少量でも低血糖を起こすことがあるので砂糖の携帯が良い)グリベンクラミド=グリミクロン〈1日2.5mgまで〉、オイグルコン。グリメピリド=アマリール〈1日4mgまで〉グリクラジド=グリミクロン〈1日120mgまで〉。②SU剤と作用機序が同じで作用発現、時間が短いナテグリニド=スターシス、ミチグリニド=グルファスト。③ビグアナイド薬:肥満の場合やSU剤では効果不十分の場合使用。肝機能、腎機能の患者、高齢者では副作用が出やすいため適用に注意する。メトホルミン=グリコラン、メルビン。※2型糖尿病でも過度の高血糖、手術前後、妊娠中、感染症などの場合は最初からインスリン投与する。④運動食事療法により食前の血糖値はコントロールされているが食後のみ高血糖をしめす時ボグリボース=ベイスン〈毎食直前〉を使用。副作用:低血糖(ブドウ糖を携帯)、腸閉塞。⑤糖尿病性末梢神経障害改善薬:エパルスタット=キネダック〈毎食前服用〉。⑥「肥満の人の体内では脂肪細胞(内蔵脂肪)やマクロファージでTNFαが産生されインスリン抵抗性が促進され、血管内皮細胞の障害により動脈硬化促進。アディポネクチン産生抑制。アディポネクチン:脂肪組織で産生される(内蔵脂肪が増加すると分泌減少)インスリン感受性促進(インスリン効きやすくする)」このTNFα産生を抑制。アディポネクチン産生を促進。ピオグリタゾン=アクトス副作用に心不全がある。



①血糖値(正常値80から100)空腹時126以上:インスリン分泌不全の指標、随時:200以上②ブドウ糖負荷試験(インスリン抵抗性の指標)糖負荷後2時間:200以上③過去の血糖値検査:糖化ヘモグロビンHbA1cにより過去1~2ヶ月の血糖値と相関6.5%以下。糖化アルブミンにより過去1~2週間の血糖値と相関。④抗体検査:膵ランゲルハンス島抗体(ICA)、抗GAD(グルタミン酸脱炭酸酵素)抗体を確認により1型と認める⑤Cペプチド測定(インスリン分泌量反映)