キャリアアップ助成金のおすすめ④ | 社会保険労務士法人ケーズ・インテリジェンス

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キャリアアップ助成金のおすすめ④

~正社員化コース:手続きの流れ~

キャリアアップ助成金の正社員化コースは、各種の助成金の中で最も多く申請され活用されている助成金です。

今回は、キャリアアップ助成金の助成金の事前準備から申請、入金までの流れとポイント全体的に整理します。

 

※厚生労働省:キャリアアップ助成金リーフレットより抜粋

 

1.  キャリアアップ計画の作成・提出

キャリアアップ計画書は転換実施日の当日までに提出すればOKです。そうは言っても、万一書類に不備があった時のことを考えますと事前に余裕をもって提出するに越したことはありません。

 

2.  就業規則等に転換制度の規定

転換規定の施行日が重要です。施行日は実際に転換をする日以前の日付であることが必要です。

助成金申請をスムーズにすすめるため、附則の改定施行日部分は以下のような記載をおすすめします。

記載例:この規則は●年●月●日に改定施行する。(第●条(正社員転換規定)追加)

 

3.  転換に際し、就業規則等の転換制度に規定した試験等を実施

就業規則等の記載通りに転換を実施します。

就業規則等の記載通りとは、面接試験や実技試験など記載通りの試験を行うこと、記載通りの時期に試験や転換を実施する等です。

 

4.  正規雇用等への転換の実施

正社員転換後の処遇(特に労働時間・休憩・休日など)は、就業規則と合致した内容であることが前提です。就業規則と異なる処遇ですと「正社員ではない」と判断され助成金が受けられなくなる可能性もあります。

この時点で雇用契約書をきちんと作成し、締結しておくことがベストです。

 

5.  転換後6ヶ月分の賃金を支給、その後支給申請

正社員へ転換後すぐに助成金の申請ができるわけではありません。助成金の支給申請は、転換後6ヶ月間の賃金を支給した後となります。

最短で考えますと、契約社員として入社し、6ヶ月後に正社員に転換した場合、転換後6ヶ月経過後となりますので、実質は入社から約1年後に支給申請ということになります。

正社員に転換したけれども6ヶ月経過する前に退職してしまった場合は、残念ながら申請することはできません。

 

6.  審査・支給決定

助成金申請書の提出後に労働局の助成金センターにて審査が行われます。提出書類を細かくチェックし、不備や疑問等があると問い合わせが来ます。

助成金申請書を提出した後に「助成金はいつ入金されますか?」とよく質問されます。労働局の審査状況によりますが、申請から支給決定まで半年くらいかかっています。相当時間がかかります。ほとんど忘れた頃に入金されるような状況です。

 

2019年9月2日

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※この内容は、2019年9月2日時点のものです。法改正その他の事情により内容が変更される場合がありますのでご了承ください。