2004年 2 月 13日 ~旅日記より~
風は追風でゆっくり下っていくが、ついスピードを上げようとペダルを踏み込む足に力を入れると、「ガチャ」という音と共にギヤの歯飛びが起った。
コロンビアを走行したときの嫌な感覚が思い出され、恐る恐るシフトチェンジを試みる。
どうやらスプロケットのアウター側から3~4枚目ぐらいで歯飛を起こしているよう。
その後も何度も同じような状況になり、どこかで交換しないといけないことを悟る。
今日はカラマを出発してから雲ひとつない晴天、そして暑く乾燥もしているせいで唇がパリパリしている。
昼から向かい風になり、ゆるく下っている道なのに、時には押し歩かないと進めないほどに。
特にバケダノまで27kmぐらいからは強風に大変苦しんだ。
また走行中にパトロール中のパトカーが何か言いながら少し後ろをついて来る状況になったが、結局パスポートチェックもなく、なんだったのだろう?
バケダノには17時過ぎに着き、公園で体を洗いキヨスコで1.5Lのレモンソーダを一気飲みし、ようやく落ち着けた。
そこの店主と少し話したなかで、チリも南へ下れば物価が安くなるって本当だろうか?
この町にはレシデンシアルはあったものの、郊外へ向かいテントが張れそうな砂利山の端っこでキャンプとした。
まだ日没まで2時間ぐらいあり、暑さの余韻を残しながら本日の走行終了は、私の今の自転車旅では良い状況と考える。
風がありテントがよく揺れる夕方と心地良い疲労が充実感となった。
◆走行距離 147km ◆総走行距離(12988km/走行155日間)
◆最高時速 44.5 km/h
◆平均時速 18.4 km/h
◆時間 8時間 1分
●出費 2月 13日
●ジュース(1.5L)850
計 850(合計 64340ペソ)
1USドル⇒585チリ・ペソ