アリーナだっ
大きなスピーカーの前の(笑
南西風ライブ(2008年)の時もこのスピーカーの近くの席になり、ライブの途中で松原さんのベース音のみになったことがあった
ん~・・・あきらめた
考えてみれば、風が吹けば音の流れる方向が代わってしまうのが屋外ライブというもの
楽器の音がどうとか、音のバランスがどうとか言っても仕方ない
しかも私はスピーカーの前の席に座っている
今日は屋外ライブの雰囲気だけを楽しもう、そう決めた
セットリスト (10月6日 日比谷野外音楽堂)
1 黒船 (ブルーSG)
2 EARLY BIRD (ブルーSG)
3 RAINY DAY BLUE (UG-TAKANAKA ブルーSG)
4 CRYSTAL MEMORIES (Gibson ES-335)
5 Nightmare (フェンダー高中ストラト ラメラメ2号機)
6 Hideaway (Gibson ES-335)
7 I Woke Up This Morning (Vo.高中正義 Gibson ES-335 ケロっとオートチューン使用)
8 BAMBOO VENDER (Gibson ES-335)
9 DANCIN'IN JAMAICA (Vo.高中正義 Gibson ES-335 ケロっとオートチューン使用)
10 ALONE (UG-TAKANAKA ブルーSG)
11 DISCO"B" (ブルーSG)
12 BRASILIAN SKIES (ブルーSG)
13 FINGER DANCIN' (ブルーSG)
14 伊豆甘夏納豆売り (ブルーSG)
15 M5 (UG-TAKANAKA ブルーSG)
16 WOODCHOPPER’BALL (Gibson ES-335)
17 GOLEM (Gibson ES-335)
18 READY TO FLY (ブルーSG)
19 Tropic Birds (ブルーSG)
アンコール
1 Blue Lagoon (ブルーSG → Gibson ES-335)
2 トーキョーレギー (Vo.高中正義 フェンダー高中ストラト ラメラメ2号機 ケロっとオートチューン使用
演奏曲と曲順はかつしかシンフォニーヒルズと同じ
雰囲気を楽しむと決めたから、そのことについては何の不満もない
それにしても野次が多いなぁ~・・・
‘日比谷の野次は楽しみだ’的な発言を高中氏がリップサーヴィスでしたことが原因かどうかわからないが
年々、日比谷ライブでの野次は増えている気がする
静か~に、そしてシットリと綺麗な前奏が始まる直前、センスのカケラも無い野次を真後ろから飛ばされたりすると
さすがに‘この人、空気が読めない人だなぁ~’と思ってしまう
しかし野次自体は気にならない
一言で野次と言うけれど、それは掛け声であったり声援でもある
余談だが、歌舞伎の掛け声は単なる掛け声ではない
観客の掛け声が劇中のセリフとしてその歌舞伎に取り込まれ、お芝居が進行するのが歌舞伎の世界だ
その掛け声が掛からないとお芝居が進行出来ないことだってある
ところが歌舞伎では掛け声を掛けても良い場所というものがあって、大向こう(3F正面席)や舞台から離れた席に限られている
桟敷席や舞台に近い席からの掛け声は‘雑音’とみなされ、役者からも観客からも愚意気な客として嫌われてしまう
歌舞伎が洗練されていると思うのは、掛け声ひとつ取ってみてもキチンとした様式美があるからだ
(‘掛け声の会’も存在)
言ってみればライブの野次は雑音にしかならないものがほとんど
だから私は気にしないし気にもならない
それに適度にノイズ(雑音)があった方がライブらしいと思う
さて、日比谷ライブの話をしよう
今回はかつしかライブとほぼ同じような内容なのでサラリといきたい
3 RAINY DAY BLUE (UG-TAKANAKA ブルーSG)の演奏途中に弦が切れた
屋外は温度や湿度の影響を受けやすい、楽器ってデリケートなものだと思う
弦が切れたせいで、4 CRYSTAL MEMORIESはGibson ES-335での演奏になる
世界初、唯一、二度と無いかもしれないGibson ES-335でのCRYSTAL MEMORIES
SGのクリアな音ではない点、そこが最初は違和感あったけれど、もしかしたら貴重な演奏を聞けたのかもしれない
5 Nightmareは冒頭の曲入りのタイミングをギターが外し、遅れてスタート
演奏終了後にMC(今回はリアルさの追及で)
雨降ったら謝ります
土下座して謝ります
徹子のヘアー見た?
(この話の続きはかつしかと同一なので省略)
この間、健康診断で血管年齢っていうのを計ったの
あの~南雲先生っていうのが結構、本が売れてて
(南雲先生は)50いくつなのに血管年齢が26歳だとかいいなって思って
ボクも結構運動しているんで、体の4箇所の血圧を測って血管年齢が出るんだけど
まっ、26歳まではいかなくても30代か40くらいかな?と思ったら・・・
83歳でした
いや、その時ちょっとね、昼飯でワインちょっと飲んでから測ったの
でもガックリきて、その後一週間酒止めて、もう一度リベンジで診察受けたら
今度は84歳だったの
84歳だから、もっと尊敬するように
でもタバコ止めて10年なるんだけど、20代30代40代でかなり吸ってたから、それがそういう結果になったみたいなんですね
そう、酒もね、ちょっとあるんですよね
でもこの間TV見てたらね、誰だっけな?タレントの誰だっけな?
30代くらいの男の人で、それがやっぱり80歳だったのね、血管年齢
それ見て結構安心したりして、まぁ、タマネギを食べるようにしてるんですけど
(ここからE.YAZAWAの話なので割愛)
6 Hideawayと7 I Woke Up This Morningは自分的に大ヒット
また、I Woke Up This Morningでの宮崎さんのロールにシビれた(笑
高中氏がクラシック・ロックばかり演奏する、そんなライブも今後観てみたい
8 BAMBOO VENDERでメンバー紹介をする前、ケロっとオートチューン炸裂
ちり紙交換あり、スキャットあり、でも‘タコ焼けー’って言ってなかった?(笑
9 DANCIN'IN JAMAICAの重実さんはスチール・ドラムの音色
10 ALONEはブラック・マジック・ウーマンのフレーズ2発
演奏者が楽しんでいると聞く側も当然楽しくなる
屋外ライブは演奏者の気分や気持ちみたいなものが、観客にダイレクトに伝わりやすいのではないかと思う
それゆえの野次、それゆえのアクシデント、そんな気がしてならない
12 BRASILIAN SKIESのエンディング近く、セクシーダンスと夏瓶のフレーズを弾いていた
客席で(・∀・)ニヤニヤ(笑
14 伊豆甘夏納豆売りのギターヘッドにはいつもの風鈴
19 Tropic Birdsは葉山バージョンに近いもので、音を伸ばしていた
かつしかライブの時も言ったけど、そこ、好きなんです(笑
葉山ライブの時は音を伸ばしている途中で真後ろの席のファンが‘たかなかっ’と短く声援を送っていて
おーっ、なんか音羽屋(おとわや)とか澤瀉屋(おもだかや)とかみたいでカブキッシュと思った
今度、私もやってみる(笑
アンコール1 Blue Lagoonのソロパート直前で、またしてもSGの弦が切れる
バックの演奏がグダグダになる前に高中氏がコンダクターとなり、バックに向かって両手で4拍子を指揮する
・・・が、やはりグダってしまった
ノヴさんは自身の頭を指差し‘頭から’というアクションをしていたが、高中氏はソロからスタート
その前に稲葉さんがソロをちょっと弾いた(笑
あの場面は稲葉さんにソロを弾いて貰って演奏を終え、再びBlue Lagoonを最初から演奏し直したらカッコ良かったかな?
稲葉さんの弾くBlue Lagoonのソロを聞いてみたかったし、きっと会場は盛り上がったと思う
東京2会場公演、今年のSUPER LIVEは私にいろいろなことを教えてくれた
東京で時を置かずに2回公演を行うのだから、同じことはやらないはず
違う曲を演奏するはず
演出も替えるはず
しかし内容は同じだった(トークもね)
こんな経験はないだろうか?
好きなアーティストのライブへ行ったらそのアーティストがMCで「昨日(のライブ)までは声が出てなかったけど今日は調子がいい」と言う
昨日、もしくはそれ以前にライブを観に行ったファンにとって、そんなことを言われたら立つ瀬もないが(笑)そのセリフを聞いて会場に居るファンは何だか嬉しい気持ちになる
特別感がそこにあるからだ
ライブは生もの、だとしたら1回づつ内容が違う方が良い
つまり私は・・・‘お得感’を求めていた(笑
中学の頃、海外アーティストのレコードには綺麗な音質のスタジオ録音盤と、出所のわからない海賊盤などが存在していた
海賊盤の音質は悪く、そのほとんどは生録のライブ盤が多かった
ライブ盤は綺麗な音ではないけれど観衆の熱気が凄まじく、迫力があった
(私はよく、輸入レコード屋へ行っては海賊盤を探していた・笑)
かつしかシンフォニーヒルズがスタジオ盤で日比谷野音が海賊盤、とは言わない
ただ、同じ内容のライブであっても両方存在して良いのだと思う
日比谷ライブは雰囲気を楽しめる、それこそがまさに日比谷の特徴で、ライブの醍醐味でもあるのだから。
最後までご覧いただきましてありがとうございました