角川 源義(かどかわ げんよし)
1917年 (大正 6年)10月9日 - 1975年 (昭和 50年)10月27日 )は、
角川書店 (現・KADOKAWA )の創立者。俳号は源義(げ
んぎ)、水羊(すいよう)。辺見じゅん (作家、幻戯書房 代表)
角川春樹 (俳人、角川春樹事務所 会長兼社長、幻戯書房会長)、
城北中学校 教師を経て、1945年 (昭和20年)
11月 に東京都 板橋区 小竹町で角川書店を
設立した。既に岩波書店 から刊行されベスト
セラーになっていた阿部次郎 著『三太郎の
日記』を合本として上梓し、成功を収めた。
1949年 、角川文庫 を発刊する。文庫本 という分野は岩波書店 と新
潮社という二つの老舗によって既に開拓されていたため、新興出
版社である角川書店の進出が成功するかどうか危ぶまれたが、
結果としては関係者が驚くほどの成功ぶりだった。
1952年 6月、俳句総合誌『俳句 』を創刊。1954年、短歌総合誌『短
歌』創刊。1955年 、両誌でそれぞれ新人賞角川俳句賞 および角川
短歌賞を設立。1967年に蛇笏賞 、迢空賞 を設立。日本の出版文化
に貢献した。